女子児童殺害事件で検察が無期懲役求刑 被告は無罪主張 岡山

17年前、岡山県津山市の住宅で小学3年生の女の子を刃物で刺して殺害したとして、殺人などの罪に問われている被告の裁判で、検察は無期懲役を求刑しました。一方、被告の弁護士は改めて無罪を主張してすべての審理が終わりました。

平成16年、津山市の小学3年生の女の子が自宅で刃物で刺されるなどして殺害された事件では、14年近くがたった平成30年に別の事件で服役中だった勝田州彦被告(42)が、殺人などの罪で逮捕・起訴されました。

被告は逮捕直後「自分が刺した」などと自白しましたが、その後「うその供述だった」と否認に転じ、裁判では自白の信用性が争点となっています。

岡山地方裁判所で開かれた24日の裁判員裁判で、検察は「被告が女の子の首を絞め、腹や胸を4回刺したと自白した内容は死因などと整合していて、自白は信用できる。無差別に女の子をねらった残虐な犯行だ」などと指摘し、無期懲役を求刑しました。

一方、被告の弁護士は「直接的な証拠がなく、被告は犯人ではない。自白した内容も報道などで知り得た情報で、事実と矛盾している」などと述べ、改めて無罪を主張しました。

最後に被告は「自分が殺害したことをでっちあげてしまい後悔しています。絶対に殺害していません。信じてください」と述べました。

これまでの審理で検察は取り調べの際の自白の様子などを録画した映像を証拠として申請しましたが、裁判所に認められず、代わりに取り調べのやり取りを記録した書類を法廷で読み上げています。

24日ですべての審理が終わり、判決は来年1月6日に言い渡されます。