仏像盗難の長崎 対馬市の寺 韓国での裁判への参加認められる

9年前に長崎県対馬市の寺から盗まれ、その後韓国で見つかった仏像をめぐり、韓国の寺が所有権を主張している裁判で、対馬市の寺が「補助参加人」の立場で裁判に参加することが認められました。寺は法廷で仏像の早期返還を訴えたい考えです。

9年前に長崎県対馬市の観音寺から盗まれ、その後、韓国で見つかった仏像をめぐっては、韓国中部にあるプソク(浮石)寺が「中世の時代に倭寇によって略奪されたものだ」として、みずからに所有権があると主張しています。

プソク寺は、仏像を保管している韓国政府を相手取って引き渡しを求める裁判を起こし、テジョン(大田)地方裁判所は2017年に引き渡しを命じる判決を言い渡しましたが、韓国政府が控訴して2審の裁判が続いています。

この裁判で観音寺は、利害関係のある第三者として「補助参加人」の立場で裁判に参加するための書類を提出していて、24日開かれた裁判で、裁判所は観音寺の参加を認めました。

先に韓国政府は、観音寺に裁判への参加を促す書類を外交ルートで送り、寺も法廷で直接、仏像の早期返還を訴えたい考えを示していました。

次回の裁判は、来年1月26日に開かれる予定です。