新生銀行 あす25日の臨時株主総会中止 買収防衛策取り下げへ

新生銀行は、25日に予定していた臨時の株主総会を中止すると発表しました。SBIホールディングスによるTOB=株式公開買い付けを阻止するための買収防衛策は取り下げられ、経営権取得に向けたTOBが前進することになります。

新生銀行は24日、取締役会を開き、SBIによるTOBに対する意見をこれまでの反対から「中立」に変更したうえで、25日に予定していた臨時の株主総会を中止することを決めました。

これにより、新生銀行はTOBを阻止するための買収防衛策を取り下げることになります。

方針を転換した理由について、新生銀行は、SBIとの間で双方が協調して企業価値の向上に努めることで合意したためだとしています。

新生銀行の買収防衛策をめぐっては、大株主である国の預金保険機構が株主総会で発動に反対する方向で調整を進めるなど、防衛策の可決が難しい情勢になっていて、こうした状況も影響したとみられます。

SBIは、来月8日までのTOBで最大48%の株式を取得し、事実上、経営権を握ることを目指していますが、新生銀行の方針転換により、TOBは前進することになります。

新生銀行は、TOBの終了後、来年2月初旬をめどに今の経営陣は退任する意向だとしていて、SBI側が取締役候補とする元金融庁長官の五味廣文氏らが、改めて開かれる臨時の株主総会で選任される見通しです。