東海第二原発再稼働差し止め求めた裁判 2審も退ける 東京高裁

茨城県東海村にある東海第二原子力発電所について、さいたま市の男性が施設の耐震性が不十分で深刻な事故のおそれがあるなどとして、再稼働しないよう訴えた裁判で、東京高等裁判所は1審に続いて男性の訴えを退けました。

茨城県東海村にある日本原子力発電の東海第二原発をめぐり、さいたま市の男性は想定される地震の揺れの強さ「基準地震動」について、原子力規制委員会が示す計算方法に誤りがあり、施設の耐震性が不十分で、深刻な事故のおそれがあると主張して、再稼働しないよう求める訴えを起こしていました。

1審の水戸地方裁判所は、ことし4月「基準地震動の計算方法は科学的手法として確立されている。原子力規制委員会が適切と判断したことに誤りがあるとはいえない」として、訴えを退けたため、男性が控訴していました。

24日の2審の判決で東京高等裁判所の小野瀬厚裁判長は「地震の揺れの想定について国が示す計算方法が、信用性、相当性を欠くものとはいえない」として、1審に続いて男性の訴えを退けました。

東海第二原発は10年前の東日本大震災以降、運転を停止していてことし3月には、茨城や東京などの住民が起こした別の裁判で、水戸地方裁判所が再稼働を認めない判決を言い渡し、住民側と日本原電側の双方が控訴しています。