軽石 伊豆諸島でまとまった量の漂着始まったか 都が警戒強める

東京都は24日までに、伊豆諸島の三宅島と伊豆大島で、軽石が広い範囲で漂着しているのを確認したということです。都は、伊豆諸島の一部でまとまった量の漂着が始まったとみて警戒を強めています。

このうち三宅島では、島の南西の阿古漁港に設置されたオイルフェンスの外側にある防波堤に沿って幅およそ2メートル、長さおよそ200メートルにわたって軽石が漂着しているのを、23日、都の職員が確認したということです。

また、伊豆大島でも、23日、島の西側にある元町漁港で、防波堤沿いに幅2メートル、長さ30メートルにわたって漂着しているのを確認したということです。

三宅島の漁協 “漁再開は慎重判断” 影響長期化も

まとまった軽石の漂着への備えが続く三宅島で、漁協は、天候が回復次第漁の再開を検討したいとしていますが、軽石の影響が長期化するおそれもあることから、再開時期は都などと協議しながら慎重に判断していくことにしています。

伊豆諸島の三宅島では、まとまった軽石の漂着に備え、今月20日に島内に5つある漁港にオイルフェンスを設置しました。

24日、島の北側の漁港ではオイルフェンスの近くの海面に茶色い軽石が漂っていて、その量はNHKの取材班が23日撮影した時よりも多くなっていました。

一方三宅島ではここ数日、しけで漁は行われていませんが、地元の漁協では天候が回復し、しけが収まり次第漁の再開を検討したいとしています。

ただ、伊豆諸島にはこれからまとまった量の軽石が近づき、影響が長期化するおそれがあるとする専門家のシミュレーションも示されていることなどから、再開時期は都などと協議しながら慎重に判断していくことにしています。

三宅島漁業協同組合の山田順一副組合長は「オイルフェンスを外して漁に出たい反面、軽石で船のトラブルがあってはいけないので悩ましい。軽石の状況を見つつ、東京都と連携しながら安全に操業できるようにしたい」と話していました。