沖縄 普天間基地所属のオスプレイから水筒が落下 けが人なし

23日夜、沖縄県宜野湾市の住宅の敷地内に、普天間基地を離陸したアメリカ軍の輸送機オスプレイから水筒が落下しました。けがをした人はいませんでしたが、市民からは不安や怒りの声が上がっています。

アメリカ海兵隊によりますと、23日午後6時45分ごろ、沖縄県宜野湾市の普天間基地を離陸直後のアメリカ軍の輸送機オスプレイの機体後部から水筒が落下するのを乗組員が確認したということです。

警察などによりますと、水筒は宜野湾市役所の近くにある住宅の敷地内に落下しましたが、けがをした人はいませんでした。

落下した水筒はステンレス製で、縦がおよそ20センチ、横がおよそ15センチから17センチの大きさで、つぶれた状態で見つかったということです。

アメリカ海兵隊はNHKの取材に対し「航空関連のすべての事象を真摯(しんし)に受け止め、原因究明のための徹底的な調査を行います」とコメントしています。

普天間基地の周辺では、4年前に隣接する小学校の敷地にアメリカ軍のヘリコプターから重さ8キロの窓が落下したほか、17年前には隣接する大学の敷地にアメリカ軍のヘリコプターが墜落・炎上していて、今回の落下を受けて、市民からは不安や怒りの声が上がっています。

近くの住民「怖いし 危ない」

近くに住む80代の男性は「何か落ちてきたら怖いし、危ない。普天間基地は撤去してほしいし、アメリカ軍には早く出ていってほしい」と話していました。

宜野湾市長「強い憤り 大惨事につながりかねない」

宜野湾市の松川市長は24日午後4時半ごろ、沖縄防衛局を訪れ、小野功雄局長に対し「アメリカ軍機の事故について実効性のある再発防止策を要請してきたが、今回の事故が発生したことに強い憤りを感じる。世界一危険と言われる普天間基地の運用ではいかなるトラブルであっても人命に関わる大惨事につながりかねない」と抗議しました。

そのうえで、原因の究明と再発防止をアメリカ軍に求めるよう要請しました。

これに対し小野局長は「アメリカ軍からは『現在、発生原因の検証を行っていて、今後、所要の対策を講ずる』との回答があった。防衛局としてもアメリカ軍側に対し、原因の究明と再発防止策を講ずるよう求めた」と述べました。

面会のあと、松川市長は記者団に対し「このような事故が起こると市民の不安も募る。今後もアメリカ軍に申し入れを行っていきたい」と話していました。

松野官房長官「アメリカ側に再発防止など申し入れ」

松野官房長官は午後の記者会見で「現時点で被害が発生したとの情報には接していないが、こうした事案の発生はあってはならないものであり、政府としてアメリカ側に対し、迅速な情報提供を求めるとともに、航空機の安全管理の徹底および実効性のある再発防止などについて申し入れをしたところだ。いずれにせよ、今後ともアメリカ側に対し、累次の機会に安全管理に万全を期すよう求めていく」と述べました。