ベラルーシ政府 中東からの移民保護を強調もEUと対立深める

中東からの移民などがベラルーシ西部のポーランドとの国境付近に集まっている問題でベラルーシ政府は、こうした人たちを保護していると強調した上でEU=ヨーロッパ連合に一部を受け入れるよう求めています。

しかし、EUは、ベラルーシへの新たな制裁を検討して圧力を強め、対立が深まっています。

旧ソビエトのベラルーシ西部に位置するポーランドとの国境付近には、中東からヨーロッパを目指して大勢の移民などが集まり、寒さの中で厳しい生活を続けています。

ベラルーシ政府は、国境付近にいた一部を近くの物流倉庫に移動させ、食事を提供するなど人道的に支援していると強調した上で、国内にいるというおよそ7000人のうち2000人ほどをEU側で受け入れるよう求めています。

しかし、EUは、ベラルーシのルカシェンコ政権が、これまでに科された制裁に対抗するため、移民を意図的に集めるなど政治的に利用していると非難していて、ルカシェンコ政権との交渉には応じないとしています。

また、EUのフォンデアライエン委員長は、23日に行った演説の中で、アメリカやカナダ、イギリスとともにベラルーシへの新たな制裁を検討していることを明らかにするなど、ベラルーシへの圧力を強め、対立が深まっています。