東海第二原発 重大事故想定した避難訓練 茨城 那珂

東海第二原子力発電所から30キロ圏内に全域が入る茨城県那珂市で重大な原発事故を想定した避難訓練が行われ、住民たちが感染症対策をしながら避難する手順を確認しました。

那珂市としては初めて行った23日の訓練は茨城県内で震度6強を観測する地震が起き、東海第二原子力発電所の炉心を冷やす機能がすべて失われたという想定で、住民や市の職員など100人余りが参加しました。

市役所には訓練の災害対策本部が設置され事業者から事故の状況について聞き取って、住民に屋内退避や避難を呼びかける手順などを確認しました。

続いて原発から5キロ圏内の住民たちが30キロ圏外に避難する訓練が行われ、集合場所の体育館にはおよそ40人が集まってバスに乗り込み、避難所に見立てた公民館に移動しました。

訓練では新型コロナウイルスの感染拡大も想定しバスは台数を増やして定員を半分程度にしたほか、避難所の受け付けなどでは手や指の消毒や検温が行われていました。

参加した59歳の男性は「原子力災害は福島第一原発の事故などで知っているので参加しました。実際に災害が発生すれば道路が渋滞するのではないかなど不安はありますが今後、家族と話し合って備えたいです」と話していました。

那珂市は今後、訓練を検証し、現在、策定を進めている広域避難計画に反映させていきたいとしています。