アメリカ「ロックダウン避けられる」追加接種などで 政府高官

アメリカでは感謝祭やクリスマスの時期を前に新型コロナウイルスの感染が再び拡大する懸念が高まっていますが、政府高官は「経済活動を制限せずに感染を抑えられる」と述べ、ワクチンの追加接種などの対策によっていわゆる「ロックダウン」は避けられるという見方を示しました。

アメリカでは今月下旬の感謝祭、そして来月のクリスマスと休暇の時期を迎える中、感染者の増加傾向が続いていて、CDC=疾病対策センターによりますと一日に報告される感染者数の平均は22日の時点で9万2000人以上と前の週より18%増えています。

ヨーロッパなどでは感染の拡大によって外出や経済活動を制限する国も出ていますが、アメリカ政府の高官は22日の会見で「ワクチンの追加接種が進むことなどによって、経済活動を制限せずに感染拡大を抑えられる。状況はコントロールされている」と述べ、いわゆる「ロックダウン」は避けられるという見方を示しました。

そのうえで旅行や会食をきっかけとした感染拡大を防ぐため、ワクチンの追加の接種や子どもへの接種を終えたうえで休暇を過ごすよう求めました。

アメリカ運輸保安局によりますと、今月19日から21日までの3日間に全米の空港を利用した人は645万人余りと、おととしの同じ時期のおよそ9割に回復するなど、感謝祭の時期の旅行者数は感染拡大前とほぼ同じ水準になると予測されていて、人々の行動が平常に戻る中、連邦政府や保健当局は警戒を強めています。