長崎 対馬の寺 盗まれた仏像の返還求め韓国の裁判に参加意向

9年前に長崎県対馬市の寺から盗まれ、その後、韓国で見つかった仏像の所有権をめぐって争われている裁判で、返還を求める寺側から「補助参加人」として初めて裁判に参加する意向を伝える書類が、韓国の裁判所に届いたことが分かりました。

9年前に長崎県対馬市の観音寺から盗まれ、その後、韓国で見つかった仏像をめぐっては、韓国中部にあるプソク(浮石)寺が「中世の時代に倭寇によって略奪されたものだ」として、みずからに所有権があると主張しています。

プソク寺は、仏像を保管している韓国政府を相手取って引き渡しを求める裁判を起こし、テジョン(大田)地方裁判所は2017年に引き渡しを命じる判決を言い渡しましたが、韓国政府がこれを不服として控訴し、2審の裁判が続いています。

これについて、韓国の司法当局によりますと、仏像の返還を求める観音寺から「補助参加人」として初めて裁判に参加する意向を伝える書類が、22日付けでテジョン高等裁判所に届いたということです。

先に韓国政府は、観音寺に対し、裁判への参加を促す書類を外交ルートで送っていて、観音寺側も法廷で直接、仏像の早期返還を訴えたい考えを示していました。