米 パレードに車が突っ込む事件 警察「テロではない」と判断

アメリカ中西部のウィスコンシン州で、クリスマスを前に大勢の人が参加していたパレードに車が突っ込み、5人が死亡、40人以上がけがをした事件で、警察は、車を運転していた39歳の男が身内のトラブルの現場から逃げている最中に事件を起こしたとして、テロではないと判断していることを明らかにしました。

アメリカ中西部ウィスコンシン州のウォーケシャで、21日、クリスマスを前に道路でパレードが行われていたところ、突然、車が参加していた人の列に突っ込みました。

地元の警察は、一夜明けた22日、記者会見を開き、これまでに50代から80代までの男女5人が死亡したほか、子どもを含む48人がけがをして病院で手当てを受けていると発表しました。

そのうえで、車を運転していた39歳の男を逮捕し、捜査を進めた結果、男は身内のトラブルの現場から逃げている最中に事件を起こしたことが分かり、テロではないと判断して詳しいいきさつを調べていることを明らかにしました。

一方、事件に巻き込まれた子どもたちの多くが搬送された病院によりますと、3歳から16歳までの子ども18人が治療中で、このうち6人は命の危険がある状態だということです。

衝撃が広がっている現地では、22日から2日間、学校の授業を中止するとともに、カウンセラーの数を増やして子どもたちの心のケアにあたることにしています。

バイデン大統領 犠牲者に哀悼の意

この事件について、バイデン大統領は22日「われわれはみな、この悲劇の犠牲者を抱き締め、けがから回復しつつある人に安らぎを与え、遺族をコミュニティーの支えで包み込むことを祈っている」と述べ、哀悼の意を示しました。