被爆2世 60%が「不安や悩みがある」と回答 日本被団協調査

原爆で被爆した人の子ども「被爆2世」に、日本被団協がおよそ5年前に調査を行った結果、被爆2世としての不安や悩みがあると回答したのは、およそ60%に上りました。医療費の助成やがん検診の実施を求める声が多く、厚生労働省などに支援を求めたいとしています。

日本被団協=日本原水爆被害者団体協議会が22日、東京都内で記者会見を開き、明らかにしました。

調査は広島や長崎の原爆投下で被爆した人の子ども「被爆2世」を対象に、2016年から17年にかけて行い3400人余りから回答がありました。

それによりますと「被爆2世」としての不安や悩みがあると答えたのは60.3%に上りました。

不安や悩みについて複数回答で聞いたところ「自分の健康や体調への放射線の影響」が78.6%と最も多く「子どもたちへの放射線の影響」が41.8%などとなっています。また国などに求めることを複数回答で聞いたところ「医療費の助成」が48.7%「がん検診の実施」が41.9%となりました。

厚生労働省によりますと「被爆2世」は「放射線の遺伝的な影響を示す調査結果は得られていない」として、被爆者援護法の対象ではなく医療費などの助成はされていません。

日本被団協の濱住治郎事務局次長は「被爆2世への支援を求める要望を厚生労働省などに行いたい」と話していました。