北陸新幹線にテレワーク専用車両 オンライン会議など可能に

北陸新幹線の車両の一部を、オンライン会議や携帯電話の使用ができる「テレワーク専用車両」として使える、新たなサービスが22日から始まりました。

「テレワーク専用車両」はコロナ禍でのテレワークの広がりを受けてJR各社が順次、導入を進めているもので、北陸新幹線の「かがやき」と「はくたか」では、従来の8号車が専用車両として整備されました。

車両のドアにはテレワークができることを示すステッカーが貼られていて、ほかの客に気兼ねすることなく、オンライン会議や携帯電話の使用ができるということです。

22日午前9時台に、富山駅を金沢に向けて出発した「かがやき」の車両では、出張中の男性客が座席を利用しパソコンを使って作業をしていました。

JR西日本金沢支社によりますと、北陸新幹線の今月の乗客数は新型コロナの感染が拡大する前の水準と比べておよそ40%となっていて、ビジネス客のニーズをつかんで利用の回復につなげたいとしています。
JR西日本金沢支社の石原千通さんは「従来の車両ではパソコンのキーボードの音がうるさいといった苦情もありましたが、専用車両では気兼ねなく利用できるので、移動時間を有効に活用してほしいです」と話していました。

「テレワーク専用車両」は年末年始などを除く平日を中心に運行されます。