ドローンで料理を宅配 人や建物が密集する都内で初の実証実験

人や建物が密集する場所での飛行の安全性などを検証しようと、ドローンを使って料理を宅配するサービスの実証実験が買い物客でにぎわう東京都内の複合施設で行われました。

この実証実験はJR東日本などが東京 港区の複合施設で行い、はじめに施設内のレストランで作られた料理を乗せたドローンが4階のテラスから飛び立ち、およそ50メートル離れた1階の広場を目指しました。

ドローンは、買い物客などでにぎわう施設を安全に飛行できるよう設定されたルートをGPSや画像認識の技術を活用ながら飛行し、およそ2分後に料理を客に届けていました。
人や建物が密集する都内での実証実験は初めてで、子どもを連れて訪れた母親は「料理も崩れていなかったし、特別な経験になりました。こうしたサービスが増えれば楽しいと思います」と話していました。

来年度には、人がいる場所で目視できない範囲を飛行させる「レベル4」というより高度な飛行の制度が始まる見通しで、JR東日本などは新たな制度も見据えながら安全性を検証していきたいとしています。

JR東日本・事業創造本部の松尾俊彦マネージャーは「『レベル4』が実現すれば、飛行の見張りにかかるコストをどれくらい抑えられるのかなどを検証し、ビジネス化の検討を進めたい」と話していました。