“顔認証”でPCR陰性証明 システムの実証実験始まる 沖縄 石垣

空港に到着した時や観光施設を利用する際、PCR検査の陰性証明書を提示しなくても、顔認証でサービスを受けられるシステムの実証実験が沖縄県石垣市で始まりました。

この実証実験は石垣市が20日から大手航空会社や電機メーカーとともに始めたもので、新石垣空港の到着ロビーには顔認証をするための端末が設置されました。

利用者は事前に専用のサイトで自分の顔の画像と所定の検査機関で受けたPCR検査の陰性証明書のデータを登録します。

そして、端末に顔をかざして認証を受けると、市内の飲食店などで割り引きなどのサービスを受けることができる市独自のパスポートが発行されます。

このシステムを使うことで空港に到着した際、時間をかけずに石垣市からのパスポートを受け取ることができるほか、観光施設では顔認証だけでサービスを受けることができます。

実証実験を始めた石垣市観光文化課の玻座間保幸課長は「島を訪れる人たちが、安心安全な旅行環境をストレスフリーに得られるメリットがある。実験で得られる結果を検証し、生かしていきたい」と話していました。