中国海軍の艦艇が領海侵入 外交ルート通じ懸念伝える 防衛省

防衛省は19日夜、中国海軍の艦艇1隻が鹿児島県の屋久島周辺で「日本の領海を航行したと判断している」と発表しました。
一方、中国海軍とロシア海軍の艦艇が相次いで対馬海峡を通過したのも確認され、防衛省が一連の航行の目的を分析しています。

防衛省によりますと、17日午後8時40分ごろ、屋久島の南の接続水域から領海に向けて西に進んでいた中国海軍の測量艦1隻が、18日午前1時20分ごろ、今度は、口永良部島の西の接続水域を西に向かって航行しているのが確認されたということです。

防衛省は19日夜、この測量艦が「日本の領海を航行したと判断している」と発表しました。

中国海軍の艦艇の領海への侵入は、4年前の平成29年7月以来、4回目です。

防衛省は中国に対し、外交ルートを通じて懸念を伝えたことを明らかにしました。

一方、防衛省は18日、長崎県の対馬周辺で確認された中国海軍の艦艇2隻とロシア海軍の艦艇1隻が、その後、相次いで対馬海峡を南下し、日本海から東シナ海に出たのを確認したと発表しました。

対馬海峡は「国際海峡」で軍艦を含めて、外国の船舶の航行が国際的に認められています。

中国海軍とロシア海軍の艦艇は10月、津軽海峡と大隅海峡をいずれも初めて同時に通過したのが確認されています。

防衛省は、安全保障上、特異な動きだとして、一連の航行の目的を分析しています。