熱海土石流 支援の漫画家たち現場に「応援の気持ち変わらず」

ことし7月に大規模な土石流災害が起きた静岡県熱海市の被災者を支援しようと、チャリティーオークションを行った漫画家たちが、19日、初めて被災現場を訪れ「最後の1人まで元の生活を取り戻せるよう、これからも応援していく」と語りました。

「あしたのジョー」などの作品で知られるちばてつやさんが会長を務める「日本漫画家協会」は、ことし9月下旬から3週間にわたり、インターネット上でチャリティーオークションを行いました。

オークションには、ちばさんや「はじめの一歩」の作者の森川ジョージさんなど、44人の漫画家が書き下ろしたイラストやサインの色紙、合わせて65点が出品され、集まった1100万円余りの義援金を熱海市に届けました。

19日は活動の中心となった森川さんや、オークションの発起人となった三浦みつるさん、それに焼津市出身の瀬戸口みづきさんの3人が熱海市役所を訪れ、斉藤栄市長に取り組みを報告しました。

この中で斉藤市長が感謝を伝えると、森川さんたちは「義援金の額は、入札者の支援の気持ちの表れだと思う」と話していました。
このあと3人は伊豆山地区の被災現場を訪れ、川を流れ下った大量の土砂が住宅などを押し流した様子を確認していました。

森川ジョージさんは「災害が起きるたびに漫画家は何もできないと無力さを痛感してきたが、応援したい気持ちだけはあり、オークションを行いました。多くの人が入札に参加してくれたので、こんなにも応援している人がいるということを、被災した人たちに伝えたい。これからも応援する気持ちは変わりません」と話していました。

三浦みつるさんは「チャリティーが終わって、これで終わりではない。最後の1人まで元の生活を取り戻せるよう、これからも応援していきます」と話していました。