バルミューダ 社外取締役 “インサイダー取引に該当のおそれ”

新興家電メーカーの「バルミューダ」は、社外取締役が業績予想の上方修正の発表前に自社の株式を買い付けていたことを明らかにしました。会社は「悪意はないと考えている」と説明していますが、結果的にインサイダー取引に該当するおそれがあるとして、社外取締役などに対し、報酬の返上や減額の処分を行うことを決めました。

発表などによりますと、バルミューダの社外取締役で、メガネ販売大手「ジンズホールディングス」の社長を務める田中仁氏は、バルミューダが業績予想の上方修正を発表する直前にあたる、ことし5月13日の正午ごろ、自社の株式を買い付けたということです。

会社が社内規程に基づき承認した買い付けの期間は、翌日の5月14日以降で、この規程に違反していたということです。

バルミューダは、本人の説明などから「誤って買い付けたもので、悪意はないと考えている」としています。

しかし、結果的にインサイダー取引に該当するおそれがあるとして、社外取締役に対し、先月までの半年間の月額報酬の全額を返上させたうえで、今月から5か月間、月額基本報酬を100%減額する処分を行うことを決めました。

また、寺尾玄社長についても、対応に不備があったとして、月額基本報酬の10%を今月から3か月間減額するということです。

バルミューダは「研修などを通じて、役職員の法令順守の意識を強化していきます」とコメントしています。