「仁徳天皇陵」堤の内側でも円筒埴輪などの破片見つかる

世界文化遺産の1つで「仁徳天皇陵」として管理されている大阪 堺市にある国内最大の前方後円墳で、宮内庁などが行う調査の様子が報道機関に公開され、多数の埴輪の破片などが見つかったことが報告されました。

宮内庁は「仁徳天皇陵」として管理する大山古墳の保全に向けた工事計画を策定するため、埋蔵されている貴重な史料を確認するための調査を先月から堺市と進めています。

19日はその様子が報道機関に公開され、古墳の最も内側の第1堤の10か所で、縦2メートル、横は最大で13.5メートルの調査区域を設け、30センチほど掘り起こして行った調査の結果が示されました。

今回の調査では、堤の内側で円筒埴輪などの破片が見つかったということで、3年前に初めて行った調査で堤の外側からも同様の発見があったことから、宮内庁は、堤の内外両側に埴輪が並べられていた可能性があるとしています。

また、木製の埴輪が立っていたと推測される穴や、こぶしほどの大きさの石を敷き詰めた石敷きも見つかりました。
宮内庁の徳田誠志調査官は「人が入っていない状況で、長い間、地域の人が守ってきたことがわかる。墳丘も含めて仁徳天皇陵全体の保全を今後も考えていきたい」と話していました。

調査は来月上旬までで、堺市は史料の一部を博物館などで公開することを検討しています。