立憲民主党 代表選が告示 4人が立候補の届け出

立憲民主党の代表選挙は19日告示され、届け出順に逢坂・元総理大臣補佐官、小川・国会対策副委員長、泉・政務調査会長、西村・元厚生労働副大臣の4人が立候補し、党勢の立て直しや、共産党などとの野党連携の在り方をめぐって、今月30日の投開票に向けた選挙戦がスタートしました。

枝野前代表の後任を決める立憲民主党の代表選挙は19日告示され、午前10時から、立候補の受け付けが行われました。

立候補したのは、届け出順に、逢坂誠二・元総理大臣補佐官、小川淳也・国会対策副委員長、泉健太・政務調査会長、西村智奈美・元厚生労働副大臣の4人です。

4人は、午後1時から共同記者会見に臨むほか、選挙期間中、札幌、福岡、横浜での街頭演説や討論会なども予定されていて、衆議院選挙で議席を減らした党勢の立て直しや、共産党などとの野党連携の在り方をめぐって論戦が交わされる見通しです。

今回の代表選挙は、党所属の国会議員のほか、全国の地方議員や党員・サポーターも投票する仕組みで争われ、今月30日の臨時党大会で投開票が行われて、新たな代表が選出されます。

逢坂誠二氏「信頼される立憲民主党の先頭に立ちたい」

逢坂陣営の決起集会は午前10時半から国会内で開かれ、およそ20人の議員が出席しました。

この中で、逢坂氏は「今回の選挙は、対立のための議論ではなく、お互いが政策を披露し、次の新しい立憲民主党の土台がさらに強化されるような政策議論となることを望んでいる」と述べました。

そのうえで「38年間の社会人生活の中で24年間実務の現場にいた経験を踏まえ、政策面や党のマネージメントについて議論を行い、国民の役に立ち、信頼される立憲民主党の先頭に立ちたい」と立候補の決意を述べました。

小川淳也氏「次世代としての責任 果たしていきたい」

小川陣営の出陣式には、選挙対策本部長を務める野田国義参議院議員や、みずからの立候補を断念し、小川氏の支持に回った大串博志役員室長らおよそ20人が出席しました。

小川氏は「何としても日本の政治に1つの希望の光、明るい日ざしをともすように、その役割を皆様の代弁者として、しっかり果たす決意を新たにしている」と述べました。

そのうえで「立憲民主党を立て直し、政権の受け皿として認知され、日本の巨大な構造問題に立ち向かって初めて、新しい時代をつくっていく次世代としての責任を果たしていきたい」と述べました。

泉健太氏「しっかりと自己反省し みんなで党改革を」

泉政務調査会長の陣営の出陣式には、およそ30人の国会議員らが出席しました。

泉政務調査会長は出陣式で「新しい世代にバトンが渡される今だからこそ、しっかりと自己反省し、みんなで党改革をし、国民に愛され、信頼される立憲民主党をつくりたい。生きづらさを感じている人たちにしっかり寄り添い、解決していく政党として党をさらに飛躍させていく」と述べました。

そのうえで「政権監視能力は落とすことなく、新自由主義には違う道があると明確にしながら政策を積極的に立案し、自民党とは違う経済政策や日本の政治の在り方で論戦を挑む政党であることをもっともっと訴えていこう」と呼びかけました。

西村智奈美氏「信頼してもらえる政党にするため全力で」

西村智奈美・元厚生労働副大臣の陣営の決起集会には、支持する国会議員や地方議員らおよそ40人が集まりました。

西村氏は「野党第1党としての立憲民主党を私自身が先頭に立ってしっかりと立て直し、もう一度有権者から信頼してもらえる政党にするために、できることを全力で頑張ろうという決意だ」と述べました。

そのうえで「私は派手なパフォーマンスや人気取りの政策はやらない。自分の持ち味を生かし、責任感を持って今の状況を一つ一つ変えていきたい。皆さんと対話しながら共に行動する草の根民主主義をもう1度行っていきたい」と述べました。

党勢立て直しの道筋 示すことできるかが焦点に

今回の代表選挙では、先の衆議院選挙で議席を減らしたことを受けて、党勢立て直しの道筋を示すことができるかが焦点となります。

衆議院選挙で行った野党間での候補者の一本化については、4人の候補ともに、選挙戦術としては、成果を評価しています。

一方で、選挙前に共産党との間で、政権交代が実現した場合、限定的な閣外からの協力を得ることで合意したことについての評価はさまざまです。

来年夏に参議院選挙が控える中、共産党との距離感をどうしていくのかが争点の1つとなる見通しです。

さらに、党自体の魅力やイメージ、地力をいかに上げていくのか、その具体策が問われることになります。

このほか、自民党や日本維新の会などが求めている憲法改正に向けた議論への対応などをめぐっても論戦が交わされる見通しです。

立憲民主党のあゆみ

立憲民主党は、枝野前代表が4年前に結成した旧立憲民主党の流れをくんでいます。

枝野氏は、当時、所属していた民進党が、東京都の小池知事が立ち上げた希望の党への合流をめぐり分裂した際、政策や理念が異なるとして、旧立憲民主党を結党し、代表に就任。

直後の衆議院選挙で、選挙前の3倍を超える55議席を獲得して躍進し、野党第1党になりました。

そして、去年9月には、政権に対じするため、大きな野党勢力となることを目指し、旧国民民主党などと合流し、今の立憲民主党が結成されました。

これにより立憲民主党は、衆参両院で150人規模となり、全国すべての都道府県で地方組織を作るなど、党としての体制を整えてきました。

そして、先月行われた衆議院選挙では、定数の過半数を超える240人の候補者を擁立するとともに、野党連携を主導し、共産党などとの間で全体の7割を超える小選挙区で、野党候補の一本化を図り、政権交代を目指しました。

しかし、結果は、選挙前の109議席を下回る96議席にとどまり、枝野氏は責任をとって代表を辞任しました。

旧立憲民主党の結党時から4年余りにわたって続いてきた枝野体制が終わり、立憲民主党は、今回の代表選挙で選ばれる新しい代表のもと、党の立て直しを図ることになります。