コロナ影響でコンテナ不足 メルシャン 一部のワイン販売休止

新型コロナウイルスの影響の長期化に伴う船のコンテナ不足で、アメリカからのワインの輸入が滞っているとして、ワインメーカー国内大手の「メルシャン」は、ことし9月から一部の商品の販売を休止しています。

販売を休止しているのは、メルシャンがアメリカから輸入し、日本の工場でビンやペットボトルなどに詰めて販売しているワイン合わせて10種類です。

販売休止の理由について会社では、新型コロナウイルスの影響による人手不足で、港での荷揚げの作業が滞っている上、コロナ禍からの経済活動の正常化に伴う個人消費の増加などで世界的に船のコンテナが不足していて、ワインの輸入が滞っているためだとしています。

会社によりますと、対象の商品は9月から国内の在庫がなくなり次第順次、販売を休止していて、販売再開のめどは立っていないということです。

新型コロナの感染拡大に端を発した世界的な物流の変化が、国内のワインの製造や販売にも影響を与える形となっています。