冬の電力需給厳しくなる見通し 一部電力会社にLNG在庫確保を

経済産業省はこの冬の電力需給が厳しくなる見通しで、一部の電力会社で燃料であるLNG=液化天然ガスの在庫が減ったことから十分な量を確保するよう求めました。

この冬の電力需給について経済産業省は厳しい冬を想定した場合、来年2月の供給の余力を示す予備率は東京電力管内や中部や関西、九州など7つのエリアが3%台となり、過去10年で最も厳しくなる見通しを示しています。

こうした中、経済産業省は18日、電力需給の対策などを検討する有識者の審議会を開きました。

この中で国は火力発電の主な燃料となっているLNG=液化天然ガスについて、大手各社の在庫総量を示しました。

今月15日時点でおよそ220万トンと、去年の同じ時期よりもおよそ60万トン多く、過去5年で最も高い水準になっていると説明しました。

一方、北陸電力と中国電力、四国電力、それに九州電力の4社は、石炭火力発電所の故障や、10月前半に気温が高く、冷房の使用が増えたため、LNGの在庫が減っているということです。

このため、経済産業省は4社に対し、寒さが厳しくなって電力の需要が増えた場合に備えてLNGの十分な量の確保を求めました。

また、国は家庭や企業にできる範囲での省エネを呼びかけています。