広島と長崎の市長「核兵器のない世界」実現へ 岸田首相に要請

岸田総理大臣は、広島市と長崎市の市長と面会し、両市長は「核兵器のない世界」の実現に向け、核兵器禁止条約の締約国会議にオブザーバーとして参加することなどを求めました。

岸田総理大臣は、総理大臣官邸で、広島市の松井一実市長、長崎市の田上富久市長と面会しました。

この中で、両市長は「核兵器のない世界」の実現に向け、来年1月に開催される、世界の核軍縮について話し合うNPT=核拡散防止条約の再検討会議で、核保有国と非保有国の橋渡し役を果たすことや、来年3月に初めて開催される核兵器禁止条約の締約国会議に、オブザーバーとして参加することなどを求めました。

これに対し、岸田総理大臣は「NPTの会議は、しっかり成果を得られるよう頑張りたい。また、アメリカとの信頼関係を構築する中で、核兵器禁止条約にどう向き合うのか考えていく手順が重要で、日本独自で対応しても、うまくいかなくなる可能性がある」と答えたということです。

面会のあと、松井市長は記者団に対し「『核兵器のない世界』に向けた各国の橋渡し役としての推進力の発揮を、多面的かつ強力にスピーディーにやってもらいたい」と述べました。

また、田上市長は「自分のことばで思いを込めて話をしていただいた。『核兵器のない世界』を目指すゴールについて、同じ目標を持っていると感じた」と述べました。