政府 新たな経済対策 財政支出規模 総額55兆円余 あす決定へ

政府は、19日決定する新たな経済対策の財政支出の規模について、国と地方の歳出をあわせて49兆円余り、財政投融資も含めた総額で55兆円余りとする方針を固めました。

政府は、コロナ禍で厳しい状況にある暮らしや事業を支援するため、
▽18歳以下を対象とする10万円相当の給付や、
▽事業者に対する最大250万円の給付などを盛り込んだ
新たな経済対策を19日の臨時閣議で決定します。

関係者によりますと、焦点になっていた財政支出の規模について、政府は、国と地方の歳出で49兆7000億円程度、それに財政投融資も含めた総額で55兆7000億円程度とする方針を固めました。

これは、去年4月と12月に決定した経済対策を上回る規模となります。

さらに、財政支出と民間の資金などをあわせた「事業規模」は78兆9000億円程度となる見通しです。

政府はこのうち、31兆9000億円について、今年度の補正予算案に盛り込んだ上で、12月召集する臨時国会で速やかな成立を目指す方針です。