びわ湖の水位低下 伝統のシジミ漁に影響 漁獲量が例年の半分に

滋賀県のびわ湖の水位が14年ぶりの低い水準になっているため、びわ湖固有のシジミの漁ができる場所が限られ漁獲量が例年のおよそ半分に減るなど、漁業への影響も出ています。

雨が少ない影響でびわ湖の水位は低い状態が続いていて、18日午前6時現在で基準の水位よりマイナス65センチと、例年の平均を30センチほど下回っています。

地元の漁協によりますと、水深が浅くなっているためびわ湖から流れ出る唯一の川、大津市の瀬田川で行われているびわ湖固有の「セタシジミ」の漁で、伝統的に使っている専用のおよそ8メートルの竹ざおが使えなくなりました。

このため、ふだんより水深が深くシジミの生息数が少ない場所で漁を行っていて、漁獲量はこの1か月でおよそ40キロと、例年の半分ほどに減っているということです。
18日朝、漁に出た人も、船で水深が深い川の中央部分まで出て竹ざおと網でシジミをすくい上げるようにとっていましたが、およそ2時間かけてとれたのは、例年の半分ほどのおよそ3キロにとどまりました。

瀬田町漁業協同組合の吉田守さんは「このまま水位が下がると漁をすること自体が難しくなるので、早く元の水位に戻ってほしい」と話していました。