円相場 114円台後半まで値下がり 約4年8か月ぶりの水準に

17日の東京外国為替市場は、アメリカの長期金利が上昇したことなどから金利が上がったドルを買って円を売る動きが広がり、円相場は1ドル=114円台後半まで値下がりし、およそ4年8か月ぶりの円安ドル高水準となりました。

午後5時時点の円相場は、16日と比べて62銭、円安ドル高の1ドル=114円88銭から90銭でした。

一方、ユーロに対しては、16日と比べて18銭、円高ユーロ安の1ユーロ=129円84銭から88銭でした。

ユーロは、ドルに対して1ユーロ=1.1302から04ドルでした。

市場関係者は、「インフレ懸念を背景にアメリカの長期金利が上昇したことなどから、より利回りが期待できるドルを買って、円を売る動きが強まった。その一方で、1ドル=115円に近い水準になると、国内の輸出企業などが値上がりしたドルを売って円を買い戻す動きも出ており、114円台後半でもみ合う展開となった」と話しています。

日本商工会議所 三村会頭「中小企業への影響を注視」

これについて、日本商工会議所の三村会頭は17日の定例会見で、「今の1ドル=114円台なら、まだ大きな影響はないが、さらに円安になった場合にどうかというのは心配しないといけない」と述べました。

そのうえで、「いい円安か、悪い円安かは難しいところだが、原油などの輸入価格が高くなるなか、円安基調だとさらに価格が高くなる。これをどう企業が吸収するか難しい問題が起きる」と述べ、一層、円安が進んだ場合、中小企業の原材料の調達や、取引先との価格交渉に影響が出ないか注視する考えを示しました。