10月の訪日外国人旅行者 感染拡大前と比べ99%超の大幅減少

先月、日本を訪れた外国人旅行者は推計で2万2000人余りと、新型コロナウイルスの感染拡大前のおととしと比べると99%を超える大幅な減少となりました。

日本政府観光局によりますと、先月、日本を訪れた外国人旅行者は推計で2万2100人でした。

これは、新型コロナウイルスの感染拡大前のおととしの同じ月と比べると、99.1%の大幅な減少で、依然として記録的な低水準が続いています。

国や地域別にみますと、
▽中国が4000人、
▽アメリカが2000人、
▽韓国が1900人、
▽インドが1500人などとなっています。

外国人の日本への入国について、政府は、親族の葬儀など「特段の事情」を除いて全面的に制限していましたが、今月8日から受け入れる企業が行動を管理することなどを条件にビジネス目的の入国を認めています。

また、外国人観光客の受け入れ再開に向けて、観光庁は、行動管理の在り方などを検証するモニターツアーを年内をめどに実施する方向で準備を進めていて、国内の感染者数の減少傾向が続く中、入国制限の緩和に向けた動きが出てきています。