アワビの餌を食べ尽くすウニ 水中ドローンで駆除する実証実験

三重県特産のアワビの餌となる海藻を食べ尽くすとして問題になっているウニを、水中ドローンを使って駆除する実証実験が三重県志摩市の英虞湾で行われました。

この実証実験には、国土交通省や造船会社、大学、それに志摩市にある県立水産高校の生徒などが参加しています。

15日は高校の実習船に関係者が乗り込み、英虞湾の海中に全長およそ80センチある水中ドローンを投入しました。

水中ドローンにはカメラが装着されていて、船上のモニターで海の中の様子を見ながら遠隔操作が可能で、アワビの餌となる海藻を食べ尽くす「ガンガゼ」と呼ばれる、食用にはしないウニを次々と駆除していました。

また実証実験に参加した水産高校の3年生の生徒も、実際に水中ドローンを操作してウニの駆除を体験していました。

参加した男子生徒は「潮の流れなどで機体が流され、操作するのが難しかったです」と話していました。

国土交通省海洋政策課の野口洋行さんは「水産高校の生徒に水中モビリティに慣れてもらい、将来的に操作できる人材を増やしていきたい」と話していました。

今後はおとといの実験結果などをもとに装置の改良などを行い、来年の1月に再度、実証実験を行う予定だということです。