子宮頸がんワクチン 未接種世代の無料接種について議論 厚労省

子宮頸がんワクチンの積極的な接種の呼びかけを再開することになり、厚生労働省は、呼びかけを中止していた間に定期接種の対象年齢を過ぎた人には、無料で接種を行う方針で議論を始めました。

子宮頸がんワクチンは、2013年4月に定期接種に追加されましたが、体の痛みなどを訴える女性が相次ぎ、厚生労働省は2か月後に積極的な接種の呼びかけを中止しました。

先週、厚生労働省の専門家部会が、呼びかけを再開することを決め、15日、開かれた分科会では呼びかけが中止されていた間に定期接種の対象年齢を過ぎた人への無料接種について議論しました。

子宮頸がんワクチンの定期接種の対象は、小学6年生から高校1年生とされていますが、1997年度から2005年度に生まれた人は、積極的な接種の呼びかけが控えられていた世代にあたります。

厚生労働省は、この世代すべてを対象に無料接種を行う案や、ワクチンの有効性が高いとされる20歳以下の人のみを対象とする案などを示しました。

委員からは「公平に機会を提供するのが行政の責務であり、全員を対象にしたうえで、年齢によってワクチンの効果が低下することを丁寧に説明するべきだ」という意見や、「自費で接種した人への補填(ほてん)も必要だ」といった意見が出されていました。

厚生労働省は、来年4月には積極的な接種の呼びかけを再開することを目指していて、対象年齢を過ぎた人への無料接種についても、今年度中に方針をまとめたいとしています。