抗原検査キット 一般向けネット販売に向け規制緩和策検討へ

牧島規制改革担当大臣は新型コロナの第6波や今後の経済社会活動の活発化に向けて抗原検査キットを誰もが手軽に入手できるよう、法律で禁じられている一般向けのインターネット販売などを可能にするための規制緩和策を検討していく考えを示しました。

新型コロナウイルスの抗原検査キットをめぐっては、海外では一般の人もインターネットで購入することができる一方、国内では薬局で薬剤師が対面で指導したうえで販売しなければならないと法律で定められていることから利便性の向上を求める声が出ています。

こうした中、牧島規制改革担当大臣は15日、東京 八王子市にある検査キットの製造会社を視察し、担当者から現在の規制を緩和し、より手軽にキットを入手できる方法を検討してほしいなどといった要望を受けました。

視察のあと牧島大臣は記者団に対し、新型コロナウイルスの第6波に加え、今後の経済社会活動の活発化で陰性証明を求められる機会が増えることが予想されることなどから、インターネットやコンビニエンスストアで販売を可能にするための規制緩和策を検討していく考えを示しました。

牧島大臣はこうした内容を17日に開かれる規制改革推進会議のワーキンググループで議論する方針です。