タイ バンコクで大規模抗議デモ 王政改革要求に違憲判断で

タイの首都バンコクで、去年から続く反政府デモで掲げられてきた王制改革の要求について憲法裁判所が違憲と判断したことに抗議する大規模なデモが行われ、一部が警官隊と衝突し、けが人も出ています。

タイでは去年から若者らによる反政府デモが続き、王室への中傷を禁じる不敬罪の廃止や王室関連予算の削減など王制改革を求める声が上がっていましたが、タイの憲法裁判所は今月10日、こうした要求は立憲君主制を転覆させようとするもので憲法に違反するとの判断を示し、要求をやめるよう命じました。

これに対して若者たちは反発を強め、首都バンコクでは14日、警察のまとめでおよそ1000人が集まり抗議デモを行いました。

参加した人たちは「我々には立憲君主制を転覆する意図はなく、憲法裁判所の判断は誤っている」と訴えたり、裁判官に見立てた人形に火をつけたりしたあと、町なかを行進しました。

デモ隊の一部は行く手を阻んだ警官隊と衝突し、地元当局によりますと3人がけがをしたということです。

参加した30歳の女性は「これまでのデモで拘束されて刑務所の中で闘い続けている人たちもいる。黙っていることは出来ないし、抗議を続けなければならない」と話していました。