小学生へのAED使用 成人用使うよう呼びかけ 総務省消防庁など

心筋梗塞などで心臓が止まった人の救命に欠かせない医療機器AEDの小学生への使用について、総務省消防庁などは電気ショックのエネルギー量が少ない「小児用」では効果が十分ではないおそれがあるとして、「成人用」を使うよう呼びかけています。

AEDは心筋梗塞などを起こして止まった心臓に電気ショックを与えて動きを元に戻す救命のための医療機器で、機器からの音声に従ってパッドを体に貼るなどして使用します。

パッドなどには「成人用」と電気ショックのエネルギー量を減らした「小児用」の2種類がありますが「小児用」の対象は小学校入学前までの子どもで、小学生には「成人用」を使う必要があります。

しかし去年、宮崎県内の小学校で心臓が止まった小学生に教員がどちらのパッドを使うべきか迷ったケースがあるなど、小学生には成人用を使うことが十分に理解されていないことが課題となっています。

これを受けて、救急や心臓の専門家が作る蘇生ガイドラインでは、パッドの表記を「小学生~大人用」、「未就学児用」と変更し、AEDを販売するメーカーも順次対応することにしています。

また、現在使われている多くの機器にこれまでの表記が残っていて、総務省消防庁などは小学生には「成人用」のパッドを使うよう呼びかけています。