NHK杯フィギュア 坂本花織が優勝 17歳の河辺2位【得点詳細】

フィギュアスケートのNHK杯は、女子シングル、後半のフリーが行われ、前半のショートプログラムでトップの坂本花織選手が安定した演技で合計で223.34をマークして優勝し、大会2連覇を果たしました。この結果、坂本選手は来月大阪で開催されるグランプリファイナル出場を決めました。

グランプリシリーズの第4戦、NHK杯は13日、東京の代々木第一体育館で大会2日目の競技が行われ、女子シングル後半のフリーには前半のショートプログラムでトップに立ち、大会2連覇を狙う坂本選手が出場しました。

坂本選手は、基礎点が高くなる演技後半の3回転フリップと3回転トーループの連続ジャンプを決めるなど7つのジャンプすべてで着氷し、3つのスピンすべてとステップで最高評価のレベル4を獲得しました。

終始、安定した演技を披露した坂本選手は、ショートプログラムとの合計で223.34をマークして優勝し、大会2連覇を果たしました。

この結果により、坂本選手は、来月大阪で開催されるグランプリファイナル出場を決めました。グランプリシリーズは、先月から今月にかけて世界各地であわせて6戦が行われ男女シングルでは成績上位の6人が来月大阪府で開かれるグランプリファイナルに出場します。

坂本選手は先月のグランプリシリーズ初戦のアメリカ大会で4位に入り今回、NHK杯で優勝した結果、2戦の合計ポイントで上位6位以上が確定し、3年ぶり2回目となるグランプリファイナル出場が決まりました。

去年、新型コロナウイルスの影響で中止となったグランプリファイナルはことし、来月9日から大阪 門真市で2年ぶりに開催されます。

坂本選手は、「この大会でショートとフリーをノーミスでそろえるというのを目標にやってきた。NHK杯という舞台で大きなミスなく終えられたことが一番うれしい」と話しました。

フリーの演技については「きょうも相変わらず緊張がすごく、ショートプログラムの時よりだいぶ緊張していた。最初のアクセルで少し傾いてしまい、ひやっとしたがそこからなんとか最後まで持ちこたえられてよかった。後半から練習通りだという感覚になり、3回転の連続ジャンプがとても綺麗にできたので、そこからすごく波に乗りました」と振り返りました。

そして「グランプリファイナルの舞台もオリンピックの選考に入ってくる。どの試合でも安定した演技をすることで少しずつ自分のイメージに近づけるかなと思う。ショートもフリーもまだ伸びしろがあるのでもっともっとシーズンベストを更新し、シーズン後半に向けていい演技ができるようにしたい」と北京オリンピックを見据えて意気込みを語りました。

2位でフリーを迎えた17歳の河辺愛菜選手は、ショートプログラムで成功しフリーの冒頭に予定していたトリプルアクセルがダブルアクセルになりましたが、その後はすべてのジャンプを着氷するなど得点を伸ばし、合計で自己ベストを19点近く更新する205.44をマークし2位でした。

河辺選手は「ショートがよかった分フリーでミスできないという思いと、絶対やってやるという思いがあって緊張していたが、この大きな舞台で2位という順位はうれしい」と笑顔で話しました。

そのうえで「先月のカナダ大会で失敗をひきずったことが悔しかった。失敗した後に切り替えることをイメージしてやってきたので、それができて自信になった。もっと練習してアクセルを決められるようにしたい。この大会はショートが自信につながったので、次の大会に向けてショートとフリーをミスなくまとめられることを目標に頑張ります」と収穫と課題を話しました。

このほかの日本勢では17歳の松生理乃選手が合計186.17で6位でした。

3位は、韓国のユ・ヨン選手で合計203.60でした。

女子シングル 最終成績

1位:坂本花織(日本)
 総合得点:223.34(フリー得点:146.78 SP得点:76.56)
2位:河辺愛菜(日本)
 総合得点:205.44(フリー得点:131.56 SP得点:73.88)
3位:ユ・ヨン(韓国)
 総合得点:203.60(フリー得点:135.52 SP得点:68.08)
4位:アリサ・リュウ(アメリカ)
 総合得点:202.90(フリー得点:135.18 SP得点:67.72)
5位:イム・ウンス(韓国)
 総合得点:186.68(フリー得点:121.45 SP得点:65.23)
6位:松生理乃(日本)
 総合得点:186.17(フリー得点:122.83 SP得点:63.34)
7位:アンバー・グレン(アメリカ)
 総合得点:175.83(フリー得点:112.40 SP得点:63.43)
8位:ニコル・ショット(ドイツ)
 総合得点:172.37(フリー得点:113.11 SP得点:59.26)
9位:ウィ・ソヨン(韓国)
 総合得点:170.54(フリー得点:112.31 SP得点:58.23)

【フリー得点詳細】

総合1位 坂本花織 総合得点:223.34

【フリー得点:146.78(フリー順位1位)】
<技術点:74.65>
ダブルアクセル:4.43
3回転ルッツ(明確でない踏切):6.49
3回転フリップ+2回転トーループ:7.89
3回転サルコー:5.53
フライングシットスピン(レベル4):3.86
3回転フリップ+3回転トーループ:12.57
ダブルアクセル+3回転トーループ(1/4回転不足)+2回転トーループ:9.80
ステップシークエンス(レベル4):5.24
足換えコンビネーションスピン(レベル4):4.35
コレオシークエンス:4.50
3回転ループ:5.74
フライング足換えコンビネーションスピン(レベル4):4.55

<演技構成点:71.83>
・スケートの技術:9.11
・演技のつなぎ:8.71
・演技表現:9.07
・振り付け:8.96
・音楽の解釈:9.04

総合2位 河辺愛菜 総合得点:205.44

【フリー得点:131.56(フリー順位4位)】
<技術点:66.80>
ダブルアクセル:1.65
3回転ルッツ+3回転トーループ:11.62
レイバックスピン(レベル3):2.74
3回転ループ:5.88
3回転ルッツ+2回転トーループ:7.96
ステップシークエンス(レベル3):3.91
ダブルアクセル+3回転トーループ+2回転トーループ:10.40
フライングシットスピン(レベル3):3.01
3回転フリップ(明確でない踏切):5.91
3回転サルコー:5.04
コレオシークエンス:4.43
足換えコンビネーションスピン(レベル4):4.25

<演技構成点:65.76>
・スケートの技術:8.39
・演技のつなぎ:8.11
・演技表現:8.21
・振り付け:8.25
・音楽の解釈:8.14

<減点:-1.00>

6位 松生理乃 総合得点:186.17

【フリー得点:122.83(フリー順位5位)】
<技術点:60.77>
ダブルアクセル:4.20
3回転ルッツ+3回転トーループ+2回転トーループ:12.58
ダブルアクセル:4.05
3回転ループ:5.88
フライング足換えコンビネーションスピン(レベル4):4.05
ステップシークエンス(レベル3):4.15
3回転ルッツ+2回転トーループ:7.33
3回転サルコー+2回転トーループ(価値なし):3.13
3回転フリップ(明確でない踏切、回転不足):3.27
コレオシークエンス:4.07
足換えコンビネーションスピン(レベル4):4.55
レイバックスピン(レベル4):3.51

<演技構成点:62.06>
・スケートの技術:7.89
・演技のつなぎ:7.54
・演技表現:7.64
・振り付け:7.86
・音楽の解釈:7.86