米中首脳会談 オンラインで11月15日に開催へ 関係修復が焦点

アメリカのホワイトハウスは、バイデン大統領と中国の習近平国家主席によるオンラインでの首脳会談がアメリカ東部時間の11月15日、日本時間の16日に行われると発表しました。
緊張が高まっている米中関係の修復に向けたきっかけとなるかが焦点です。

アメリカ・ホワイトハウスのサキ報道官は12日、声明を発表し、バイデン大統領と中国の習近平国家主席によるオンラインでの首脳会談が、アメリカ東部時間の11月15日夕方から夜にかけて、日本時間では16日に行われると発表しました。

声明では「両首脳はアメリカと中国との競争を責任をもって管理していく方法や利益が重なる分野でどう協力していくかについて議論することになる」としています。

そのうえでバイデン大統領は会談で「アメリカの意図と優先事項を明確にし、中国に対する懸念について明瞭かつ率直に伝える」としています。

両首脳はこれまで、電話で2度会談していますが、オンラインで顔を合わせる形式での会談はこれが初めてとなります。

アメリカは「最大の競合国」と位置づける中国と向き合ううえで「新たな冷戦は望まない」とし「衝突ではなく競争を望む」とする姿勢ですが、安全保障や先端技術などをめぐり、両国の緊張が高まる中で、関係修復に向けたきっかけとなるかが焦点です。

ホワイトハウス報道官「大きな成果 期待するものではない」

これについてホワイトハウスのサキ報道官は12日、会見で「首脳会談はアメリカや同盟国、パートナー国の価値観を守る立場で効果的な競争の条件やわれわれの見解を定めるためのものとなる。協力できる分野についても話し合うことになる」と述べました。
一方で「この首脳会談によって何らかの大きな成果がもたらされると期待するものではない」とも述べ、両国が責任ある競争をしていくための協議の場になるとの見方を示しました。

中国側も開催を発表

中国外務省も13日、習近平国家主席とアメリカのバイデン大統領とのオンラインによる首脳会談が、現地時間の今月16日午前に行われると発表しました。
会談では両国関係と双方が関心のある問題について意見を交わすとしています。
両国の首脳会談をめぐっては、中国外務省の汪文斌報道官が12日の記者会見で「アメリカには、中国と向き合いともに努力して首脳会談を成功させ、両国関係を再び健全で安定した発展の正しい軌道に導くよう望む」と述べて期待を示していました。