“3回目接種予定 早期に提示を”全国知事会など岸田首相に要望

新型コロナウイルスの第6波に備えた対策の全体像がまとまったことを受け、全国知事会などは、ワクチンの3回目の接種などの具体的なスケジュールを早期に示すよう岸田総理大臣に要望しました。

総理大臣官邸で開かれた「国と地方の協議の場」には、政府側から岸田総理大臣や関係閣僚が、地方側からは全国知事会など地方6団体の代表が出席しました。
この中で、岸田総理大臣は、12日決定した新型コロナウイルスの第6波に備えた対策の全体像について説明し「3回目のワクチン接種、無料検査の拡大などにあたり、現場には多大なご苦労をお願いすることとなる。地方とよく連携しながらコロナ対策をしっかりと進めていきたい」と述べ、協力を求めました。
これに対して、全国知事会の平井会長は「全体像は非常に力強い内容だ。経済社会を立て直していくために観光や事業者の支援にも踏み込んでいく必要がある」と応じました。

そして、自治体の負担軽減のため、3回目のワクチンが届く時期や量など、具体的なスケジュールを早期に示すよう求めました。

さらに地方側は、政府が来週取りまとめる新たな経済対策に、2兆円規模の地方創生臨時交付金を盛り込むよう要望しました。