ドローンで草刈りの実証実験 「林業の負担軽減に」 大分 由布

今も人の手に頼っている山林の下草刈りをドローンで行う実証実験が、12日大分県由布市で行われました。

この実証実験は、九州電力が千葉大学などと共同で開発を進めている下草刈り用のドローンの性能を確かめるため、大分県由布市の山林で行われました。

実験に使われた試作機は全長1.8メートル余りの大型のドローンで、地上4メートルほどの高さに浮上すると、草刈り機の付いたアームを地面のほうに伸ばしました。

草刈り機は、刃の代わりに3つのワイヤーが回転するタイプで、地面を覆う草を次々と刈っていきました。

山林の下草刈りは、杉などの苗木に日が当たるよう植林から5年ほど必要となりますが、急な斜面での重労働で、転落などの危険も伴います。
九州電力は、電力設備の点検などでドローンを使っているノウハウを生かして地域に貢献しようと今回の開発を進めていて、実用化すれば、作業効率が10倍ほど向上することが期待されています。

今後、さらに改良を加え、バッテリーがもつ時間を現在の10分から1時間程度に延ばしたり、画像認識の技術を使って苗木を誤って切らないようにしたりして、再来年の実用化を目指すことにしています。

九州電力の坂元博巳さんは「実際に草刈りができるのを確認したので、林業の負担軽減に貢献できるよう実用化を進めたい」と話していました。