新型コロナとインフル 同時感染で重症化のおそれ 長崎大学など

長崎大学などの研究グループは新型コロナウイルスとインフルエンザウイルスは同時に感染する可能性があり、その場合、重症化するおそれがあるという研究結果を公表しました。

長崎大学の安田二朗教授などの研究グループが動物での実験を行った結果、新型コロナウイルスとインフルエンザウイルスに同時に感染する可能性があることがわかりました。

また、同時に感染した場合、どちらか一方のウイルスに感染したときよりも肺炎が重症化し、症状が長引くおそれがあることが明らかになったということです。

実験では肺炎の症状が最も悪化したのが、インフルエンザが感染から4日後、新型コロナが6日後だったのに比べて、同時に感染した場合は8日後で、症状はさらに重く、回復にも時間がかかったということです。

長崎大学の安田教授は「今回の研究結果から同時に流行する可能性があることがわかったので、気持ちを緩めずに感染対策を続けてほしい」と話しています。