香港 “中国から独立” 繰り返し叫んだ男性に禁錮5年9か月

香港で去年、中国からの独立を主張するスローガンを繰り返し叫んだとして反政府的な動きを取り締まる香港国家安全維持法違反に問われた男性に対し、香港の裁判所は禁錮5年9か月の実刑判決を言い渡しました。この法律違反で実刑が言い渡されるのはこれが2例目で、厳しい判断が続いていると市民に受け止められています。

この裁判は去年8月から11月にかけて香港の商業施設などで中国からの独立を主張するスローガンを叫んだり、プラカードを掲げたりしたなどとして31歳の男性が香港国家安全維持法の国家の分裂をあおった罪に問われたものです。

男性に対し香港の裁判所は「同様の行為を20回繰り返していて深刻なうえ、反省していない」などと指摘して、禁錮5年9か月の実刑判決を言い渡しました。

男性はたびたび1人で抗議の声を上げていたことで市民の間でよく知られた存在で、判決が言い渡された瞬間、傍聴席からは「刑が重すぎる」といった声が上がりました。

去年6月に施行された香港国家安全維持法をめぐっては民主活動家や政治家など100人以上が逮捕され、ことし7月にはスローガンが書かれた旗を掲げバイクで警察官の列に突っ込んだとして起訴された被告が禁錮9年の判決を言い渡されています。

実刑判決が言い渡されるのは今回で2例目で、厳しい判断が続いていると市民に受け止められています。