岸田首相“成長と分配で経済を新たな成長軌道に”APEC関連会合

岸田総理大臣は11日夜、テレビ会議形式で行われたAPEC=アジア太平洋経済協力会議の関連会合に参加し、成長に向けた大胆な投資や改革と分配による所得の増加により日本経済を新たな成長軌道に乗せ、アジア太平洋地域の成長に貢献していくと強調しました。

この中で岸田総理大臣は「世界では健全な民主主義の中核である中間層を守り、気候変動などの地球規模の危機に備え企業と政府が大胆な投資をしていく新しい時代の資本主義経済を模索する動きが進んでいる」と指摘しました。

そして「岸田内閣として『成長と分配の好循環』と『コロナ後の新しい社会の開拓』をコンセプトとする新しい資本主義の実現を目指している」と述べました。

そのうえで「成長に向けた大胆な投資や改革を行うとともに分配によって所得を増やし日本経済を新たな成長軌道に乗せ、アジア太平洋の成長に貢献していく」と強調しました。