新型コロナワクチン モデルナも厚労省に“3回目接種”承認申請

アメリカの製薬会社モデルナが、新型コロナウイルスワクチンの3回目の接種に必要な承認の申請を厚生労働省に行ったことが分かりました。

厚生労働省は来月にも新型コロナウイルスワクチンの3回目の接種を始める方針で、11日に国内で使用を認めているワクチンでは初めてファイザーのワクチンを3回目の接種に使うことを承認しました。

関係者によりますと、モデルナも10日、国内で流通を手がける武田薬品工業を通じて3回目の接種に必要な承認の申請を行ったということです。

申請にともなって、海外の18歳以上を対象に行われた治験のデータが提出されました。

治験では、2回目の接種から6か月以上空けて、ワクチンの量を2回目までの半分にして接種したということです。

厚生労働省は、来年3月をめどにモデルナのワクチンを使って職域接種でも3回目の接種を行う方針で、提出されたデータをもとに有効性や安全性を審査した上で年内にも承認の可否を判断することにしています。