スズキ 4~9月決算 販売回復で増収増益も年間64万台減産予想

自動車メーカー「スズキ」は、ことし4月から半年間の決算を発表し、新型コロナウイルスの影響を大きく受けた前の年の同じ時期に比べ、販売台数が回復したことから増収増益となりました。一方、世界的な半導体不足の影響で、これまでの想定よりさらに多い年間64万台の減産が予想されるとしています。

スズキが11日発表したことし4月から9月までの半年間の決算によりますと、売り上げが前の年の同じ時期より31.8%増えて1兆6736億円、本業のもうけを示す営業利益は32.3%増えて991億円で、増収増益となりました。

これは、新型コロナウイルスの影響を大きく受けた前の年の同じ時期に比べ、主力市場のインドをはじめヨーロッパなどで販売台数が回復していることが要因だとしています。

一方、スズキでは世界的な半導体不足の影響で、これまで年間35万台の減産を見込んでいましたが、これがさらに拡大し、年間64万台の減産が予想されるとしています。

このため、来年3月までの1年間の売り上げについて、これまでの見込みより2000億円少ない3兆2000億円に下方修正しました。

スズキでは「部品供給の見通しは不透明な状況で、生産への影響は今後も続くとみている」としています。

鈴木社長「原材料の値上がり 激しく見通し立たない」

企業物価指数が35年8か月ぶりの高さとなったことについて、自動車メーカー「スズキ」の鈴木俊宏社長はオンラインで開いた決算発表の会見で「原材料の値上がりは激しくどのくらい続くのか見通しが立たない。ガソリンを含め値上げラッシュになっており、そう簡単にこの傾向が変わるとは思えない」と述べ、当面はコスト高の状況が続くという見通しを示しました。