新型コロナの入院体制 “神奈川県は3割増 必要ない” 黒岩知事

新型コロナウイルス対策をめぐって、岸田総理大臣が10日の会見で、ことしの夏に比べて3割多い患者が入院できる体制を整備する考えを明らかにしたことについて、神奈川県の黒岩知事は「県としては、そこまで必要だとは思っていないので、国としっかり調整していきたい」と述べました。

岸田総理大臣は、10日夜の記者会見で、今月中にことしの夏に比べて3割多い患者が入院できる体制を整備する考えを明らかにしました。

これについて、神奈川県の黒岩知事は11日の定例会見で「3割という数字は突然出てきたもので真意を測りかねている」と述べました。

そして「神奈川県としては第5波のピークで必要だった病床数に比べて2割多い2500床を確保する方向で進めていて、言われたから、はい、どうぞという訳にはいかない。県としては当面は2500床で足りると見込んでいて、そこまで必要だとは思っていないので、国としっかり調整していきたい」と話していました。