サッカーW杯アジア最終予選【詳報】日本1-0ベトナム

サッカー日本代表は、ワールドカップアジア最終予選の第5戦としてアウェーでベトナムと対戦し1対0で勝ちました。

ワールドカップカタール大会のアジア最終予選でここまで2勝2敗でグループ4位の日本は4連敗中でグループ最下位のベトナムとアウェーで対戦しました。

日本は前半から主導権を握り、左サイドの南野拓実選手のパスに伊東純也選手が走り込み、左足で合わせて先制しました。追加点は奪えませんでしたが、センターバックの吉田麻也選手と冨安健洋選手を中心に相手の攻撃を無失点でしのぎ、1対0で勝ちました。
日本は通算成績を3勝2敗として勝ち点を「9」とし、無条件で本大会の出場権を獲得できるグループ2位との勝ち点の差を「1」に縮めました

キャプテン 吉田麻也「次も確実に勝ち点『3』を取らないと」

キャプテンの吉田選手は試合後「勝ち点『3』をとれたことはよかった。コンディションが悪い中でもよく力を出し切ったかなと思う。まずはここでベトナムをたたけたのはよかった」と振り返りました。
そしてオマーン戦に向けては「次も確実に勝ち点『3』を取らないといけないし、1つもミスも許されない。ブラジルと戦うつもりで戦いたい」と意気込みを話しました。

先制ゴールの伊東純也「いいボールが来たので触るだけ」

先制ゴールを決めた伊東選手は「ゴールキーパーとの間にいいボールが来たので触るだけだった」と話していました。
また前半40分、ビデオ判定の結果、みずからのゴールが認められなかった場面については「仕掛けてクロスボールを上げようと思ったが、シュートを打てると思ったので切り返して打ったらいいところに行った」と振り返りました。
そのうえで次のオマーン戦に向けては「ホームで敗れた借りがあるのでしっかり勝ってつなげていきたい」と意気込みました。

田中碧「勝ち点3取れたのが1番の収穫」

先発出場した田中選手は「何はともあれ勝ち点3を取れたのが1番の収穫だ」と振り返っていました。そのうえで、次のオマーン戦に向けては「難しい相手というのは前回の試合で負けたときに感じた。誰が出るかは分からないが必ず勝ち点3を取らないといけないので、そこに向けてしっかり準備してやるだけだ」と話していました。

森保監督「次のアウェーのオマーン戦はとても重要」

日本代表の森保監督は「厳しい状況で勝たないといけないというプレッシャーがある中、選手たちがハードワークをして勝利をつかみ取ってくれた。次のオマーン戦はとても重要になる。1回負けている相手とアウェーでの試合になるがしっかり勝ってワールドカップに向けて前進したい」と話していました。

試合前に予期せぬトラブルも

アウェーの厳しい環境で勝利が絶対条件のなか、ヨーロッパのクラブでプレーする日本の選手たちは長距離移動を伴うコンディションの調整や短い時間での連係面の向上という難しい課題に直面していました。

開催地のベトナムはコロナ禍でヨーロッパからの直行便がなく、海外組のうち、所属クラブでの試合が比較的早く終わった6人の選手はいったん日本に帰国し、さらに空路でベトナム入りしました。海外組の選手は長距離移動で負担がかかる中、コンディションをいかに整えるかが1つのポイントでした。
ヨーロッパでプレー経験のあるベテランの権田修一選手は「日本のサッカーのレベルが上がったことでヨーロッパでプレーする選手が増えた。これは僕らの宿命。個人個人が最高の準備をすることが大事」と話していました。

さらに想定外の事態が追い打ちをかけました。キャプテンの吉田麻也選手や冨安健洋選手、それに南野拓実選手など、攻守の軸を含む海外組11人は日本サッカー協会が手配したチャーター便でオランダの空港からベトナム入りし、9日の午前中には到着して、その日の夕方の練習に加わる予定でした。
しかし、このチャーター便で経由地のロシアで給油に時間を要し、10時間ほど足止めを食らったのです。現地のビザがないとして機内からも出ることができませんでしたが、選手たちは「割り切ってできることをする」と空いたスペースを使ってストレッチをしたほか、ベトナムの時間に合わせて睡眠を取ったり、朝の時間に窓を開けて光を浴びたりして、体を順応させる工夫をしたということです。

結局、ベトナムの空港に到着できたのは予定より10時間以上も遅い、9日の午後10時でその日は練習にも加わることができず、ホテル内のジムで汗を流す程度のことしかできませんでした。
このため、28人のメンバー全員がそろって練習できたのは、試合前日に行われた公式練習だけでした。ほぼぶっつけ本番という難しい状況でのベトナム戦に臨むことになりましたがキャプテンの吉田選手は「24時間くらい機内にいた」と苦笑いしつつ「幸いにも9月、10月とコンスタントに代表の試合があったので自分たちのチームにギャップができるとは思っていない」と話していました。

《試合詳細》

日本の先発メンバー

第4戦のオーストラリア戦から1人を入れ替え、山根選手が先発します。
【GK】
12権田修一
【DF】
2山根視来/5長友佑都/16冨安健洋/22吉田麻也(Capt)
【MF/FW】
6遠藤 航/10南野拓実/13守田英正/14伊東純也/15大迫勇也/17田中 碧

控えメンバー

【GK】
川島永嗣/谷 晃生
【DF】
室屋 成/板倉 滉/中山雄太
【MF/FW】
原口元気/柴崎 岳/鎌田大地/古橋亨梧/浅野拓磨/三笘 薫/堂安 律

午後9時すぎ試合開始

ベトナムのキックオフで試合が始まりました。

前半6分 南野のシュートはゴール上方へ

日本は右サイドを突破した田中選手からパスを受けた南野選手がペナルティエリアから右足でシュートを打ちましたが、枠の外でした。

前半7分 相手選手(11)にイエローカード

日本は田中選手が倒されベトナムの選手(11)がイエローカードを受けました。

前半10分 ベトナムも反撃

ベトナムが左サイドでボールをつないでペナルティーエリアの外からシュートを打ちましたが大きく外れました。

前半11分 長友→南野がシュートもゴールならず

日本は長友選手からのクロスボールを南野選手がヘディングで合わせましたが、キーパーに取られました。

前半17分 日本先制!!伊東がゴール 日本 1-0 ベトナム

左サイドの南野選手からのパスをゴール前に走り込んだ伊東選手が左足で押し込んで先制点を奪いました。

前半25分 日本が試合を優位に進める

試合は前半25分まで進んで日本が1-0とベトナムをリードしています。
日本がボールを支配して試合を優位に進める一方で、ベトナムは日本からボールを奪ってカウンターをねらおうとする展開が続いています。

前半29分 南野のFKは相手選手の壁に当たる

日本は南野選手がフリーキックを蹴りましたがベトナムの選手に当たり日本ボールのスローインになりました。

さらにスローインのあと、右サイドからパスを受けた守田選手がシュートを打ちましたがゴールの左にそれました。

前半36分 ベトナムのシュートはGK権田が止める

ベトナムの選手がペナルティーエリアの外からシュートをうちましたが、日本の守備陣が阻んで、こぼれたボールを権田選手が止めました。

久しぶりのベトナムのチャンスに観衆からは大歓声があがりました。

前半40分 日本 伊東のゴールはVARで取り消しに

日本はカウンターからドリブルで一気に上がった伊東選手が左サイドからみずから強烈なシュートを打ってゴールを決めたかにみえましたが、審判によるビデオ判定の結果、得点は取り消されました。

試合はおよそ4分間にわたって中断しました。

アディショナルタイムは5分間です。

前半終了 日本 1-0 ベトナム

日本は前半アディショナルタイム、伊東選手の右サイドからのクロスボールに守田選手が飛び込みましたが間に合いませんでした。

前半はこのまま終了し、日本が1対0でリードしています。

後半開始

午後10時すぎに後半が始まりました。日本のメンバー交代はありません。

後半6分 ベトナムがCKを直接ねらう

ベトナムはこの試合2本目のコーナーキックはキーパーの権田選手が直接キャッチしました。

後半8分 ベトナムの攻撃は日本の守備陣が阻む

ベトナムの選手が右サイドでのスローインからペナルティーエリア内まで攻め込みましたが、こぼれたボールを権田選手が止めました。

後半15分 日本 FK 田中→冨安 ゴールならず

左サイドから田中選手のフリーキックに冨安選手が頭であわせにいきましたが得点はなりませんでした。

後半18分 日本メンバー交代 南野→18浅野 長友→20中山

日本は南野選手に代わって、浅野選手が、長友選手に代わり、中山選手が入りました。

後半23分 ベトナムのシュートは枠の外に

ベトナムの選手が日本がクリアしたボールに合わせてシュートをねらいましたがクロスバーの上に外れました。

後半25分 日本 田中碧のFKは味方選手に合わず

日本は田中選手が低い軌道のフリーキックを蹴りましたが、味方にうまく合いませんでした。

さらに後半27分、田中選手がコーナーキックを蹴るもゴールキーパーにはじかれました。

後半25分まで進む 日本 1-0 ベトナム

後半25分まで進み1-0と日本がリードしています。試合展開は日本がボールを支配して試合を優位に進める一方で、ベトナムは日本からボールを奪ってロングボールからカウンターをねらおうとする状況が続いています。

後半30分 日本さらに2人交代 大迫→11古橋 田中→7柴崎

日本は大迫選手に代わって、古橋選手が、田中選手に代わり、柴崎選手が入りました。

後半33分 押し気味の日本 遠藤のシュートは枠外れる

日本は遠藤選手がペナルティーエリアの外からシュートを打ちましたが枠を大きく外れました。

後半36分 日本 柴崎のシュートは相手GKに阻まれる

左サイドの浅野選手のヒールパスを受けた柴崎選手がシュートを打って、ベトナムの選手に一度止められ、その後再びシュートを打ったものの相手ゴールキーパーに防がれました。

後半40分 日本 守田のシュートも阻まれる

日本は柴崎選手のシュートのこぼれ球を守田選手が押し込もうとしましたがゴールキーパーに阻まれました。

後半43分 日本は最後の選手交代 守田→8原口元気

日本は守田選手に代わって原口選手が入りました。

後半44分 ベトナムは好機を生かせず

ベトナムはゴールキーパーからのロングパスをつないで日本のファールからフリーキックを得ます。そのフリーキックのボールが混戦からペナルティーエリアの外に出ますが、ベトナムの選手のシュートは枠を大きく外れました。

後半のアディショナルタイムは4分です。

後半終了間際 日本は古橋が浅野を狙うも追加点ならず

後半アディショナルタイム、日本は、古橋選手が右サイドからクロスボールを上げましたが、走り込んだ浅野選手はうまくあわせられませんでした。

試合終了 日本が勝利!

試合が終了しました。日本が1対0でベトナムに勝ちました。