社会

美術界 “学びの場 作品など男女比率に偏り” 団体調査

美術界における男女の比率を芸術家などの団体が調査したところ、美術系の大学では学生の7割を女性が占める一方、教授は8割が男性と、指導される側と指導する側に偏りがあることが分かりました。調査に関わった識者は「指導や評価を意識して女性が自由に表現できなければ、多様な作品と出会う機会が失われる」と指摘しています。
調査は表現活動の場におけるハラスメントをなくそうと活動している芸術家などの団体「表現の現場調査団」がことし8月から今月にかけて行いました。
それによりますと、国内の13の美術・芸術大学と5つの一般大学の美術系学部の学生と教員の男女比率を調べたところ
▽学生は女性が73%を占めた一方
▽教授では81%が男性と
指導される側と指導する側で大きな差があることが分かりました。
また現代美術などを扱う「東京国立近代美術館」と「国立国際美術館」それに「東京都現代美術館」の合わせておよそ3万点の収蔵作品について公開情報から調べたところ、9割近くが男性の作品で女性の作品は1割余りだったということです。

このほか「美術評論家連盟」に加盟している評論家196人のうち76%に当たる149人が男性だったということです。

調査した団体では、偏りがある現状について歴史的な背景も含めて今後、分析していくことにしています。

今回の調査に関わった評論家の荻上チキさんは「現場の当事者が感じているジェンダーバランスの偏りが可視化されたことは意義がある。指導や評価を意識し自由な表現ができなかったりキャリアを描けなかったりして、女性たちが美術界から去ってしまえば、私たちも多様なよい作品と出会う機会を失う。美術界のさまざまな関係者が改善に取り組む必要がある」と話しています。

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