麻酔用鎮痛薬の投与ミスで患者死亡 県立佐原病院が謝罪 千葉

千葉県立佐原病院で入院患者に麻酔用の鎮痛薬の投与が適切に行われず、70代の女性が亡くなっていたことが分かりました。病院は10日調査報告書を公表し、謝罪しました。

これは千葉県立佐原病院が10日、県庁で開いた会見で調査報告書を公表し、明らかにしました。

それによりますと去年6月、入院していた70代の女性が鎮痛薬の投与中に亡くなり、その後の病院側の調査で、投与が適切に行われていなかったことが分かったということです。

使用された鎮痛薬は痛みを抑える効果が高い一方、副作用として呼吸が抑制される場合があるため、投与中は呼吸の観察などが必要とされていましたが、現場ではこうした情報が共有されておらず、必要な対応がとられていなかったということです。

また、投与した薬の量はガイドラインの範囲内でしたが、女性の年齢や他の薬の服用状況などを考慮すれば、少なくするべきだったと結論づけています。

そのうえで、再発防止策として、鎮痛薬を処方する際は薬剤師と協議することや、投与の際は看護師と連携して呼吸の観察を行うことなどを徹底するとしています。

佐原病院の露口利夫病院長は、「患者とご遺族に深くおわび申し上げます。病院全体で受け止め教訓としたい」と話しました。