国連 エチオピア政府に拘束の現地職員16人の釈放要請

政府軍と少数民族の勢力の間で戦闘が続いているアフリカ東部のエチオピアで、国連の現地職員16人が当局によって拘束され、国連はエチオピア政府に対し、直ちに釈放するよう求めています。

エチオピアでは、北部の州政府を担ってきた少数民族ティグレの勢力と、政府軍の間で、去年11月から戦闘が続き、今月2日にはエチオピア政府が非常事態を宣言して情勢が緊迫しています。

国連のデュジャリック報道官は9日の定例会見で、エチオピアの首都アディスアベバでここ数日の間に、国連の現地職員が相次いで当局によって拘束され、現在は16人が拘束されていると明らかにしました。

デュジャリック報道官は「拘束の理由については説明を受けていない」としたうえで「直ちに釈放するようエチオピア政府に働きかけている」と述べました。

エチオピア情勢をめぐって国連は、人道問題を担当するグリフィス事務次長を現地に派遣し、アビー首相らに対して人道状況の改善に取り組むよう求めました。

また、国連の安全保障理事会も5日に声明を発表し停戦に向けた対話を求めたほか、8日には会合を開いて対応を協議していて、事態が悪化することへの懸念が強まっています。