第206特別国会が召集 新人議員ら初登院

先の衆議院選挙を受けた第206特別国会が10日召集されました。午前8時に国会議事堂の正門が開かれると、初めて当選した議員らが、次々と登院しました。

第206特別国会は10日召集され、先の衆議院選挙で初めて当選した議員や、再選を果たした議員らが開門を待ちました。

そして、午前8時に正門が開かれると、議員たちは国会議事堂に一礼するなどして次々と登院しました。

ふだんは閉じられている国会の中央玄関から入り、衆議院の職員に当選証書を提示して、議員バッジを受け取っていました。

通常は、この場で職員からバッジを付けてもらいますが、今回は、新型コロナウイルスの感染防止のため職員からバッジを受け取り、議員自身で付けていました。

ただ、中には手間取り、職員に手伝ってもらう議員もいました。

先の衆議院選挙では、4年前の前回の選挙よりも41人多い、97人の新人が当選しました。

自民 林芳正議員「外交で120%の力を発揮したい」

参議院議員を辞職し、山口3区から立候補して初当選した、自民党の林芳正 元文部科学大臣は中央玄関で衆議院議員のバッジを受け取りました。

そして、「改めて感激が湧き上がってきている。参議院とはバッジの色が少し違うが、新しいバッジをいただき、有権者の負託を重く感じている」と述べました。

また、10日発足する第2次岸田内閣で外務大臣に起用されることについては「きのう、岸田総理大臣から電話で伝えられた。外交で大きな責任を担うので、100%、120%の力を発揮して、岸田政権をしっかり支え、国政を少しずつでも前に進めていきたい」と述べました。

自民 勝目康議員「日本のため京都の未来のため全力尽くす」

伊吹文明 元衆議院議長の後継として京都1区で初当選した自民党の勝目康さんは午前8時の開門と同時に初登院しました。

地元の西陣織のネクタイを身につけた勝目さんは「国民の主権をお預かりする非常に重い立場なので、国会議員としての務めをしっかり果たしていきたい。日本のため、京都の未来のために全力を尽くすということばを実践していく決意だ。まずはコロナ対策で、社会経済の再生をやらないといけない」と述べました。

自民 松本尚議員「医療の大きな枠組みや方針など引っ張りたい」

医師としてドクターヘリ事業の普及などに取り組み、千葉13区で初当選した自民党の松本尚さんは、午前8時半ごろ初登院しました。

松本氏は、記者団に対し「ここまで来たという感慨はあるが、それに浸っている余裕はあまりない。非常時や緊急時に日本の医療体制は非常にぜい弱だということが分かった。医療の大きな枠組みや方針などをみんなで相談しながら、引っ張っていきたい」と述べました。

自民 塩崎彰久議員「成長し続ける日本をつくるために全力」

塩崎元官房長官の長男で、愛媛1区で初当選した、自民党の塩崎彰久さんは「地元の声を国政に反映し、コロナという国難を乗り越えて危機に強く成長し続ける日本をつくっていくために全力を尽くしたい」と決意を述べました。

また、記者団から、世襲議員であることへの見解を聞かれ「いろいろな見方はあると思うがどのように評価されるかは、自分の働きしだいだ」と述べました。

自民 中谷真一議員「期待に応える思いで4期目務めたい」

山梨1区から立候補して4回目の当選を果たし、今回初めて小選挙区での議席を獲得した中谷真一さんは「ふるさと山梨1区の代表になったことは非常に重く、何としても期待に応えるという思いで4期目を務めたい。当面はまさにコロナ対策が喫緊の課題で、第6波に備えなければいけない。経済対策では、選挙期間中にいただいたふるさとの意見を反映したい」と述べました。

自民 鈴木英敬議員「地方の声をしっかり届けることが使命」

三重県知事を10年余り務め、任期途中で辞職して三重4区で初当選した自民党の鈴木英敬さんは「地方の声をしっかり届けることが、知事を経験させていただいた私の使命で、新型コロナで傷んだ経済をしっかり立て直したい。国会では1年生、新人なので、フレッシュに元気いっぱい、笑顔でやっていきたい」と述べました。

自民 山口晋議員「うれしい気持ちとともに責任感じている」

自民党の山口泰明 前選挙対策委員長の次男で、埼玉10区で初当選した山口晋さんは、「父からは『しっかり頑張れよ』とアドバイスをもらった。非常にうれしい気持ちとともに責任を感じている。世界に誇れる国、日本の創造に向けて全力で頑張っていきたい」と述べました。

自民 平沼正二郎議員「身が引き締まる思い」

平沼赳夫 元経済産業大臣の次男で、岡山3区で初当選した自民党の平沼正二郎さん。

衆議院選挙は無所属での戦いでしたが、当選後、自民党が所属議員として認める手続きをとりました。

平沼さんは「身が引き締まる思いだ。選挙中は地方創生や政治改革を訴えていたので、しっかりとやっていかなければならない」と述べました。

また、10日は父親が愛用していた靴を履いてきたという平沼さんは「父からは『頑張ってこい』と声をかけられた。力を借りたい部分と、父の靴で国会議事堂に足を踏み入れたいという意味もある」と話していました。

自民 高見康裕議員「『ふるさと創生』の思い受け継ぎたい」

ことし9月に亡くなった自民党の竹下亘 元総務会長の後継として島根2区で初当選した高見康裕さんは、記者団に「竹下先生の『ふるさと創生』の思いをしっかりと受け継ぎたい。時代は変化し続けているので、新しい時代に適応できる政策を打ち出し、令和版の『ふるさと創生』を前に進めることが私の役割だ。どんどん私の色も出していきたい」と述べました。

自民 若林健太議員「『帰ってきたな』という思い」

元参議院議員で、前回、4年前の衆議院選挙で議席を得られず、今回、長野1区で初当選した自民党の若林健太さんは「国会の前を通り『帰ってきたな』という思いだ。地元を歩いてさまざまな課題を感じてきたので、一つ一つの課題に向かっていこうと改めて闘志が湧いている。地域の皆さんの声をしっかり政策に反映させるため 期待に応えたい」と述べました。

自民 中曽根康隆議員「身の引き締まる思い」

前回4年前の衆議院選挙では比例代表の北関東ブロックで初当選し、今回、群馬1区で2回目の当選を果たした自民党の中曽根康隆さんは「今回、初めて有権者に私の名前を書いて国会に送っていただいた。大変身の引き締まる思いだ」と述べました。

そして「2期目になるのが難しいと言われる世界でしっかりと今回、戻ってこられた。祖父の中曽根元総理大臣には、地元の皆さんと国のために頑張っていくと報告したいが、おそらく祖父は『まだまだこれからだぞ』と、しった激励してくれると思う」と述べました。

公明 河西宏一議員「現場に足を運び 実態踏まえた政策実現」

比例代表東京ブロックで初当選した、公明党の河西宏一さんは「公明党は『小さな声を聞く力』が最大の持ち味なので、さまざまな現場に足を運んで、実態を踏まえた政策実現に取り組んでいきたい。ポストコロナ社会での経済の再生などに全身全霊を傾けていかなければならないと決意している」と述べました。

立民 馬場雄基議員「ここからが本当のスタート」

比例代表東北ブロックで全国最年少の29歳で初当選し、初めての平成生まれの国会議員となった、立憲民主党の馬場雄基さんは「ここからが本当のスタートだという気持ちだ。現場から見えてくるものをこの場で話し合い、国の方向性をしっかり皆さんと一緒に指し示すことができるように全力を尽くしていきたい。階段を上るのは1人だが、できるなら皆さんと一緒に笑って、悩んで、前に進んでいくという感覚を持ちながら歩いていきたい。29歳が若いとはあまり思わないが、謙虚に素直に、がむしゃらに頑張ることがいちばん大切だ」と述べました。

立民 藤岡隆雄議員「身が引き締まりすぎる思い」

衆議院栃木4区で自民党の佐藤勉氏に敗れ、比例代表北関東ブロックで初当選した立憲民主党の藤岡隆雄さんは「身が引き締まるという以上に身が引き締まりすぎる思いだ。国のため地元のために全身全霊を傾けて頑張り、新型コロナウイルスや人口減少対策などをきちっと国会で訴えていきたい。立憲民主党は代表選挙を控えているが、若手の1人として盛り上げていきたい」と述べました。

立民 渡辺創議員「人が望まないことでも役割果たせる議員に」

新聞社の政治部記者出身で、宮崎1区で初当選した立憲民主党の渡辺創さんは「改めて気が引き締まり、有権者の皆さんに担わせていただいた責任の重さを実感している。まっとうな野党の議員として緊張感を持つ政治を取り戻すことが大事だ。胆力があり、人が望まないことでもしっかり役割を果たせる議員になりたい」と述べました。

立民 大築紅葉議員「いよいよ始まるなという思い」

比例代表北海道ブロックで初当選した元フジテレビ記者で、立憲民主党の大築紅葉さんは、記者団に対し、「いつもは記者として、初登院を取材していたが、いよいよ始まるなという思いで緊張する。政治家という立場で、名前を書いていただいた10万人以上の思いをどうやって形にしていけるか、朝起きたときから、ずっと考えている。ふるさとの再生や女性の活躍、子育て環境の整備のほか、ガソリン価格の引き下げに向けて、どういった議論をし、働きかけができるのか、先輩たちと相談しながら、道筋を考えていきたい」と述べました。

立民 堤かなめ議員「女性課題に取り組みたい」

自民党の元環境大臣、原田義昭氏をやぶり、福岡5区で初当選した、立憲民主党の堤かなめさんは「福岡県議会議員として10年余り、女性の生活に密着した課題を一つ一つ解決してきたので、国会でも引き続き取り組んでいきたい。福岡県で成立させた性暴力根絶条例を国の法律にして、魂の殺人と言われる性犯罪を根絶したい」と述べました。

立民 吉田晴美議員「希望を見いだすことが難しい人の生活再建」

自民党の石原 元幹事長らを破って東京8区で初当選した立憲民主党の吉田晴美さんは「今この場に立たせていただいて身が引き締まる思いだ。格差の拡大がいろいろな社会不安につながっているので、一生懸命生きているのに希望を見いだすことが難しいという思いを持っている人たちの生活再建が急務だと思う。一期生だが、永田町のお作法といった常識にとらわれない思い切った行動をして、期待いただいた皆様に、国会での働きぶりでお返しをしたい」と述べました。

立民 井坂信彦議員「目の前に課題山積み 提案型の野党作る」

兵庫1区で当選し、4年ぶりの国政復帰を果たした立憲民主党の井坂信彦さんは「目の前に課題が山積みになっているので初日からしっかり働きたい。4年間浪人しており、地元から『8年分働けよ』と厳しい励ましをもらったのでその気持ちで働きたい。衆議院選挙では、提案型の野党を作るということだけを訴えてきたので実現すべくしっかり行動していきたい」と述べました。

立民 太栄志議員「国民の生活に寄り添い 政治立て直し」

神奈川13区で自民党の甘利前幹事長を破って初当選した立憲民主党の太栄志さんは「政治への不信が本当に深刻になっている。国民の生活に寄り添った政治を行い、政治を立て直していくことに力を入れたい。国づくりをしていくうえでは、与野党関係なく力を結集して、この国難を乗り越えていかなければならない」と述べました。

維新 藤巻健太議員「金融機関の経験いかし強い経済作りたい」

比例代表南関東ブロックで当選した、日本維新の会の藤巻健太さんは「有権者の期待と同時に大きな責任も感じており、まさに身が引き締まる思いだ。民間の金融機関で培った経験や知識を最大限にいかして強い日本経済を作っていきたい。また、若い世代の声や活力、感覚を国会に持ち込み、ベテランの方々の知見をミックスしながら貢献していきたい。『やってやるぞ』という気持ちで自分ができるすべてをかけて一生懸命頑張っていく」と述べました。

維新 池下卓議員「与党にもプレッシャーかけ 身を切る改革実現」

立憲民主党の辻元清美氏らを破り、大阪10区で初当選した日本維新の会の池下卓さんは「維新の会が10年間、大阪で行ってきた活動が、地元の有権者に実績として認めてもらえたと思っている。松井代表にも言われたが、税金をいただいて仕事をさせていただいているので、おごらず真摯(しんし)に仕事に向き合っていきたい。過半数の議席はないが、いろんな形で与党にもプレッシャーをかけて、身を切る改革の実現に向けて動いていきたい」と述べました。

国民 斎藤アレックス議員「国民の豊かさつくりたい」

スペイン生まれ、大阪育ちで、比例代表近畿ブロックで初当選した国民民主党の斎藤アレックスさんは「当選して議員になったという実感がなかったが、バッジをつけさせてもらって、『本当なんだ、仕事をさせてもらえるんだ』という実感を持てた。僕が日本で育ってきたこの36年間、ほとんど日本が成長せず、給料も上がらず、停滞している状況なので、もう一度前に動かして、国民の豊かさをつくるという政治本来の仕事を全力で行いたい」と述べました。

共産 宮本岳志議員「森友問題 解明できていない部分を追及」

おととしの衆議院の補欠選挙に立候補して失職し、今回、比例代表近畿ブロックで当選し2年ぶりに議席を獲得した共産党の宮本岳志さんは「野党共闘の態勢で選挙戦をたたかい、再び国政に戻していただき、たいへん感慨深い。森友問題の追及を訴えてきて、論戦の舞台を与えていただいたので、まだ解明できていない部分をしっかり追及していきたい」と述べました。

れ新 山本太郎議員「3議席 非常に大きな意味」

衆議院選挙の比例代表東京ブロックで初当選したれいわ新選組の山本太郎代表は「市民の力によって3議席送られたという、非常に大きな意味を持つものだと思っている。来年の参議院の議席につながるような国会での活動をさらに進めていきたい」と述べました。

れ新 多ケ谷亮議員「国民を救済できる政策実現したい」

比例代表南関東ブロックで初当選した、れいわ新選組の多ケ谷亮さんは午前8時の開門と同時に初登院しました。

多ケ谷さんは「当選して浮かれている場合ではない。25年以上のデフレに加えてコロナまであり、事業者や国民が本当に傷ついている。しっかりと手を差し伸べて救済しないといけないという思いでいっぱいだ。早く国民の皆さんを救済できる政策を実現したい」と述べました。

社民 新垣邦男議員「憲法を絶対守る 平和の発信を沖縄から」

社民党の照屋寛徳 元衆議院議員の後継として沖縄2区で初当選した社民党の新垣邦男さんは「緊張感もあるが、身の引き締まる思いだ。私の選挙区は普天間基地と嘉手納基地を抱え年がら年中、県民が基地被害にさいなまれている。県民の命と暮らしを守るために、日米地位協定の改定がどうしても必要だ。社民党としては、憲法を絶対守っていくんだと、平和の発信を沖縄からしっかりやっていきたい」と述べました。

無所属 三反園訓議員「知事の経験も生かしながら働きたい」

鹿児島2区で無所属で初当選した元鹿児島県知事の三反園訓さんは「こうやってまた仕事をすることができて、皆様に非常に感謝している。国会議事堂には本当に久しぶりに来たなという感じだ。記者として30年ぐらいずっと通い詰めたところなので歴代の総理大臣も含めてさまざまなことといろんなことを学び経験もさせていただいた。そういった経験や知事としての4年の経験も生かしながら、一生懸命、鹿児島の発展、日本の発展のために働きたい」と述べました。

無所属 西野太亮議員 自民入党「お願いしていきたい」

熊本2区で、自民党の野田毅 元自治大臣らを抑えて初当選した、無所属の西野太亮さんは「国会議事堂は威厳のある建物で厳粛な気持ちになった。外交・安全保障をめぐる環境は年々厳しさを増しており、平和と領土をしっかり守っていきたい」と述べました。

また、記者団から今後、自民党への入党を目指すかと問われ「一足飛びには難しいのかもしれないが、一貫して入党をお願いしていきたい。この特別国会は無所属で活動する」と述べました。

無所属 福島伸享議員「党派超えた政治求める声が有権者の思い」

茨城1区で自民党の候補をやぶった無所属の福島伸享さんは「政党の枠組みを超えた『党より人物』と訴えてきた。これまでのあらゆる党派の枠組みを超えた政治を求める声が多くの有権者の思いだと思う。大きな党の鶏口となるも牛後となるなかれで、それを実現するために、やれるだけのことをやっていきたい」と抱負を述べました。

無所属 米山隆一議員「安心できる社会保障制度作る」

新潟5区で初当選した無所属で元新潟県知事の米山隆一さんは「頑張ろうという気持ちだ。このバッジに恥じないように、何百人もいる国会議員の1人ではあるが、国会の意思決定に関わるので、それに恥じないような活動をしたい。特に医療や年金、介護の問題など安心できる社会保障制度を作る改革に取り組んでいきたい」と述べました。