フランスでワクチンの追加接種の対象を拡大へ 感染再拡大で

フランスのマクロン大統領は、新型コロナウイルスの感染の再拡大を抑えるため、ワクチンの追加接種の対象を、65歳以上の人などから50歳以上に広げる方針を示し、ヨーロッパで追加接種を加速する動きが相次いでいます。

フランスでは、一日当たりの新型コロナウイルスの新規感染者が11月に入って1万人を超える日もあるなど、先月10月中旬以降、増加傾向が続いています。

こうした中、マクロン大統領は9日、テレビ演説を行い、65歳以上の人や重症化リスクの高い人に対して行っているワクチンの追加接種について、来月12月から50歳以上に対象を広げる方針を示しました。

また、すでに対象になっている65歳以上の人などのうち、追加接種を済ませたのは40%余りにとどまっていることから、来月15日以降、飲食店や映画館などを利用する際には、追加接種の証明の提示を求めるとしています。

マクロン大統領は「感染が再び広がる中で、私たちは警戒をさらに強めなければならない。普通に生活できるようワクチンを接種してほしい」と述べて、国民に理解を求めました。

新型コロナウイルスのワクチンの追加接種をめぐって、ヨーロッパでは、イタリアが接種完了から6か月以上たったすべての人に対して行っているほか、ドイツも先週、同様の方針を打ち出すなど、感染の再拡大を抑えるため、追加接種を加速する動きが相次いでいます。

カナダも追加接種を承認

カナダの保健省は9日、新型コロナウイルスのワクチンの効果をより長く保つため、ファイザーなどが開発したワクチンの追加接種を承認すると発表しました。

対象となるのは、年齢が18歳以上で、ワクチンの種類に応じて1回あるいは2回の接種を完了してから6か月以上経過した人としています。

カナダではこれまで、政府の諮問委員会が高齢者や基礎疾患がある人などについて追加接種を推奨し、州によってはすでに実施していたところもあります。

カナダでは12歳以上のすべての人が新型コロナワクチンの接種対象とされ、今月5日の時点で対象者のおよそ84%が接種を完了しています。