高齢者施設での面会 ワクチン接種済みの場合対面検討を 厚労省

新型コロナウイルスの対策で利用者との面会を制限する高齢者施設がある中、厚生労働省は利用者や面会する家族などがワクチン接種を済ませている場合などは対面での面会を検討するよう施設に求める方針を決めました。

厚生労働省は全国の高齢者施設に対し、当初、緊急の場合を除いて利用者と家族などとの面会を一時中止するよう求めていましたが、去年10月、対面で面会できる条件を示し制限を緩和しました。

しかしその後、感染が拡大したことなどから、施設によっては今も面会を原則認めていなかったり、オンラインに限ったりしているということです。

高齢者の9割以上は2回のワクチン接種を終え、高齢者施設でのクラスターも減少していることから、厚生労働省は利用者や面会する家族などが接種を済ませているか、検査で陰性と確認されていれば感染対策を徹底したうえで対面での面会を検討するよう施設に求める方針を決めました。

厚生労働省は、さらに詳細な条件を決めたうえで、全国の高齢者施設に周知することにしています。