日産 販売台数引き下げも最終利益は上方修正 今年度業績見通し

日産自動車は、半導体不足などの影響で今年度1年間の販売台数の見通しを引き下げた一方、北米などでの採算向上や円安による効果で最終的な利益の見通しは大幅に上方修正しました。

日産自動車が9日発表した今年度1年間の業績見通しによりますと世界全体の販売台数は380万台となる見込みで、これまでの計画から60万台引き下げました。

これは、世界的な半導体不足や、多くの取り引き先がある東南アジアでの感染拡大で部品の調達が滞り、大幅な減産が続いていることによるものです。

その一方で、北米などで値引きを抑えて販売し採算が向上していることや、為替も想定より円安が進んでいることから、今年度1年間の最終的な利益はこれまでの600億円から、1800億円へと大幅に上方修正しました。

アシュワニ・グプタCOOは記者会見で「半導体不足の影響は想定を上回った。今月に入り、生産は回復を見込んでいるが、今後も不安定な状態が続くため通期の販売台数の見通しを引き下げた」と述べました。